カメラではなく人物が自ら寄ることでズームインされる。クローズアップについてはジョージ・アルバート・スミスに先駆けるが、彼の作品同様、現代でいうところのクローズアップのもたらす効果や概念よりも「画面い…
>>続きを読むジョージ・アルバート・スミスとの差異はアイデア、個人的にはこちらの勝利だと思う。
アップの効力を確かめるような実験映画という意味で終盤の光景は訳が分からなかったが似非ワンカットの始祖としても、とにか…
人に寄るのではなく人が寄る。クローズアップの技法が人に向けられた時代。
あの忌々しいスターシステムの下地が整ったと同時に、シネマトグラフが一度死を迎えた時代。
本作の公開は1901年10月。その約1…
映画最初期の超短編
男がだんだんとカメラに近づいてくる。そして口唇のみが画面を埋めたとき、男は口を開く。その口腔はあたかもブラックホールのような暗闇でカメラを呑み込んでいってしまう。
画期的な超クロ…
『おばあさんの虫眼鏡』のクローズアップを作劇に使い、映画撮影をメタ的に組み込んだ作品で、興味深いです。
ジョルジュ・メリエス以降の映像トリックに走る傾向は感じますが、その中でも見応えのある不思議な…