ムーンライト・シャドウの作品情報・感想・評価 - 71ページ目

「ムーンライト・シャドウ」に投稿された感想・評価

lily0x0

lily0x0の感想・評価

3.5
オンライン試写にて鑑賞

小松菜奈ちゃんの単独主演は今までなかったのかー意外

声の録音のシーンから始まる
鈴の音が忘れられないと

冒頭からなんだかアート的というか不思議な雰囲気の映画だと思った
4人の中に流れる空気や会話の間も独特なものがあった

セリフも詩的なものもあって美しいんだけど、現実でこんな表現を言葉にしてなかなか使わないなぁと思うこともあった

そのせいか共感しにくいというか、入り込めなくて、客観的に彼女たちを見て終わってしまった感覚

ひいらぎくんは初めから不思議くんなのは分かったが、途中から何らかの精神的な既往があると知る
けれど、やっぱり制服を着ることへの想いや悲しさがうまく伝わってこなかったのが残念だった

小松菜奈ちゃんが走っても走ってもうまく息ができなくて苦しくて、なかなか彼の死を受け入れられなくて、それでもだんだん時間は流れていると分かって生きていかなきゃって思っていくところはとてもよかったです
みゅー

みゅーの感想・評価

3.0
オンライン試写にて一足先に鑑賞。

吉本ばななの原作小説を実写映画化。
原作は未読で、主演が小松菜奈、そして宮沢氷魚出演ってことで気になっていた作品。
宮沢氷魚は好きな俳優な1人でふとFilmarksの作品欄観てみたら『騙し絵の牙』以外は今作を含めると全て鑑賞してた。(余談です)


作品全体を通してとても静かで、セリフは多くなくて。
セリフで直接的に伝えるのではなく、役者の表情や行動や、周りの風景等で観ている人に語りかけてくる、そんな印象を受けた。

素朴な小松菜奈が良かった。
ダークブラウンのコート可愛かった。私もあれ着たい。笑


良くも悪くもthe邦画な感じ。
始まり方はとても好きだった。
独特の空気感の中、ゆったりと進む物語。1時間半とは思えなかった!

鈴で始まり、鈴で終わる。
生と死。


好きな人は好きなテイストだと思う。
とにかくどこを切り取っても絵になるくらい、景色や色彩が美しいのと、衣装やお部屋、小物が可愛かった…!!
小松菜奈さんのビリーアイリッシュみたいなインナーカラーとそれに合わせたカラーマスカラが素敵!!

全体を通して、私には理解しきれないところも多く、正直感情が動かされる事は少なかったが、俳優さんたちみんなの元々持っていう空気感?と役柄が、絶妙マッチしていて、キャスティング力が素晴らしいと感じた。
Emi

Emiの感想・評価

3.5
uniオンライン試写会。久しぶりの邦画。自分じゃあまり観ないジャンルの映画だった。
不思議で悲しく美しい作品。静かな映像と音楽で引き込まれて小松菜奈と宮沢氷魚の雰囲気がとてもよかった。原作も読んでもう1回観てみたいな。
タエ

タエの感想・評価

-
世界30か国以上で翻訳されているベストセラー小説の映画化

柔らかて淡く優しい...

言葉ではなく仕草や音で感情が伝わってきて、スッと涙が出るような
綺麗な気持ちになれる映画でした。
生と死。光と闇。昼と夜。謎が多いですが現実味と幻想が程よくマッチした作りでした。とにかく小松菜奈ってやっぱ可愛いなって思いながら見てました。
kassy

kassyの感想・評価

3.0
オンライン試写にて。

吉本ばななさんの大学の卒業論文で書いた短編作品をマレーシア人のエドモンド・ヨウ監督が映画化。小松菜奈さん初の単独主演作品。(まだだったのが意外)

恋人を失った悲しみと再生と奇跡を描いている、文学的でアーティスティックな作品だった。

意図がよくのみこめないシーンのインサートや、不意に訪れる思わせぶりなセリフに翻弄されるが基本的には雰囲気重視で、絵は綺麗なのだが…という感じだった。

物語に深く入り込めないまま、映画は終わる。短編を無理に伸ばしたようにも感じてしまう。

それでも小松菜奈と宮沢氷魚のキャスティングは雰囲気重視なら最重要だし成功だろう。
そんな中弟の謎の存在感が最後まで謎に包まれていた。なぜ彼女の服を着るのか、傷ついた心の内側は本当はもっとせつないはずなのだが、映像にすると面白さが勝ってしまうのが難しいところ。
みん

みんの感想・評価

4.0
鈴の音から始まるまるで体験したことのあるような、これから体験するような気持ちにさせる不思議なお話。

ホラーテイストもあり、少し怖かったシーンもあった。しかし、生と死を意識させるには恐怖感というものは必要不可欠なものだなとも思った。

心臓の音を聞きながら彼にハグしたり、生死を連想させるような行動が多々あった。
観終わった今、なんだかすっと入らないこの物語だが惹きつけられるものがある。
あのキーパーソンはいったい何者なのか。残された者たちが歩むこれからの人生とは。

「川」というものは一方通行でありながらも見えないところで張り巡らされている。人間の人生も後戻りができない一方通行であり、目に見えない偶然の重なりで成り立っている。
川のように時の流れを感じて。
charo

charoの感想・評価

-
鈴の音から始まり鈴の音で終わる。


息が浅くなっていくような静けさと、
感情に乗せて変化していく音楽がとても印象的。


セリフ以上に映像で語り、繊細で力強い。
時間の流れがとても心地よかった。


“どこかとどこかの歯車が偶然に
絡み合って何かが起こるのかも“


動きがぴったり合う瞬間、
セリフと出来事が重なる瞬間、
関係ないと思っていたことがお互いを影響し合う。


この作品の全てが“偶然の一致“で成り立っている。
KUBO

KUBOの感想・評価

3.6
「鈴の音が、耳を離れないんです」

美しい映画だった。アートですね。

小松菜奈、宮沢氷魚共演の『ムーンライトシャドウ』をマスコミ試写にて鑑賞。

私はエドモンド・ヨウ監督とはご縁があって、最初にお会いしたのは2014年の東京国際映画祭。この年、私はWOWOW賞の審査員として連日コンペ作品を見ていたが、そのうちの1本が監督の初めての長編『破裂するドリアンの河の記憶』。観賞後、我々が大屋根プラザで休んでいたら『ドリアン』チームがやってきて作品の感想を聞かれたのでお話しをしたのが初めての出会い。

2度目も東京国際映画祭。2017年のTIFFで、エドモンド・ヨウ監督は2作目となる『アケラット-ロヒンギャの祈り』で最優秀監督賞を受賞する。上映後にお話しして再会を喜んだが、その監督が小松菜奈と宮沢氷魚という日本のトップスターを使った作品を撮るほどに大きくなってくれて、本当にお若い頃から知っている身としては感慨ひとしおです。(矢田部さんとかも喜んでることだろうな〜)

そんなエドモンド・ヨウ監督が撮った本作は、吉本ばなな原作のベストセラー小説の映画化。恋人の突然の死から立ち直るまでを描いた切ないラブストーリーだ。

小松菜奈がほとんどノーメイクで、普通の女の子の、普通の恋愛を演じている。全然キラキラしてない。

いわゆる、売れるスターをキャスティングしてこんな風に撮れば…、という日本のメジャーの手垢がついてない。そこがとても新鮮。

アップもロングも、どこを切っても「絵」が綺麗。さらに言うと、Ton That An による音楽もとても素晴らしく、ヴァイオリンの音色が美しい。

死んだ人と会えるという「月影現象」。キーワードになるのは「川」だ。

等がさつきに、見えなくても「川」は町の下を流れていると話すシーンがあるが、命をつなぐのも「川」、また彼岸と此岸を隔てるのも「川」である。「川」は生と死の端境であり、それゆえに等とさつきは橋の上で出会い、橋の上で別れ、麗は川に現れる。

この彼岸と此岸の境界線があやふやになるところは黒沢清の得意とするところだが、エドモンド・ヨウの世界はそれすらも美しい。

「お腹がすいた」

「食」は「生きる」チカラ。

「喪失を乗り越えて、もう一度歩き出す」というメッセージは、震災やコロナで大切な人を亡くしている今の時代だからこそ我々の心に訴えてくるものがある。

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