2019年の香港民主化運動の際に学生達が立てこもった香港理工大の校内映像がメインのドキュメンタリー。
1年ほど前にみた「時代革命」で同じ運動を多面的に見た。理工大内はどうなってたのかと思ってたが、1…
『理大圍城』を観ることは、ただ映像を目に入れることではない。
それは、世界のどこかで現実に起こった「絶望の形式」を、そのまま身体に流し込むことだ。しかも、その絶望は未完のまま、今も終わっていない。
…
この映画は、抵抗と戦いの果てに在る、わずかな希望を見出している。
世界最大、最強の権力と対峙する若者達。彼等は非力で、まとまりがなく、弱気だ。
しかし絆を求め、会話し合い、常に呼びかける。だから感動…
スコア:4.5
①テーマの斬新性:(0.9) 他ではあまり見ない切り口・話題か、ありきたりでない新しい視点があるか
②取材・リサーチ力:(1.0) 資料や証言、事実関係の深さと正確さ
③伝達力・構成…
(別媒体から感想を転記)
2023/02/12
2019年の香港民主化デモの中で最大の逮捕者を出した香港理工大学包囲事件のドキュメンタリー。製作者を守るためにクレジットは匿名。催涙弾の煙と埃で霞む…
催涙弾の煙幕と炎と警察の照明、バリケード、瓦礫、群衆。そういった画面に映画性を見出すことは容易いが、撮影することによってある種の美しさをも表現してしまうことに製作者はどれだけ自覚していただろうか。一…
>>続きを読む(C)Hong Kong Documentary Filmmakers