今回、企画上映されている《カール・テオドア・ドライヤー・セレクション Vol.2 》の中で、唯一、前回のVol.1 でも観たものを、鑑賞。
前回観た時、衝撃だったのは、聖女ジャンヌ・ダルクの悲劇の…
感想記録51
宗教及びキリスト教史と中世ヨーロッパ史に関しては不勉強で無知なため描かれているジャンヌ•ダルク処刑裁判の経緯や状況は正直なところよくわからない。異端審問とか処刑された理由を説明出来る…
遊び:物事にゆとりがあること
極東の島国における「遊び」という言葉には、余白や間、空のような空間的な観念が付随する。ジャンヌが最期に掴んだのはこの「遊び」ではなかったか。Libertéは抵抗の最中に…
裁判官/字幕/顔面の繰り返し、幾度となくジャンヌ顔面をクローズアップして、強調して、力を増して。本当に1928年かって思ったくらいには古さを感じさせなかったのはデジタルリマスターされた綺麗すぎる画質…
>>続きを読む映像の強度と、言葉の強度とでは、おそらく言葉の強度のほうが高い。たとえば同じ映像に対して、相反するタイトルをつけることが可能なことからも、このことは分かる。
また、僕たちが映像的に何かを認識する際…
音楽はいちおうついていたけど、この絵に対して呑気な気がして途中から音無しでみた。
前半1時間ほぼクローズアップと視線だけで乗り切る構成力もすごいけれど、クローズアップがあまりにも生々しすぎてなんか吐…
(c) 1928 Gaumont