恐怖、驚愕、戸惑い、疑念、悲嘆、信心と救済…ルネ・ファルコネッティの震える瞳に次から次へと映し出される感情が生生しい
私には最後まで「怒り」は見えなかった
一瞬見せた不敵な笑みにぞくり
圧倒的顔力…
[Sight and Sound][2022] Directors’ 100 Greatest Films of All Time =30
[Sight and Sound][2022] The C…
大半が顔面のクローズアップなので息が詰まる。英語字幕で視聴したので細部までは理解できなかったが、表情と動きが言語を超えて物語を伝えてくれた。
後半の鳩が飛び立つショットや、戦艦ポチョムキンを思わせる…
カール・テオドア・ドライヤーの代表作。19歳で異端審問にかけられ、火刑に処されたジャンヌ・ダルク。その実際の裁判記録をもとにしたサイレント映画。
顔のクローズアップと大量の会話字幕が高速で切り替わ…
ゴダールの「映画史」から永遠と突きつけられている問い、映画の芸術的可能性とは、物語ながらも言語という制度に対抗しうる可能性というただそこにしかない。
ブレッソンが批判したような表現主義的な方法、あ…
聖性、英雄性を剥ぎ取ったジャンヌ・ダルクを撮った今作はかなり圧迫感のあるものだった。ほぼ全てがクロースアップで撮られる。司祭たちからはありのままの姿ではなく、絶えず目配せをし、まるで仮面を被っている…
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顔、顔、顔、思惑、の連続。
美しすぎる無駄のないセット。
上から、下からのカメラワーク。
見上げる、見下ろす。
大衆が走るシーン。
そしてなにより、最後の火刑台のシーン。
彼女を見つめる大衆(=自…
これまでに作られたジャンヌ・ダルク映画の中でも、最も抽象的かつ純粋な映画表現の結晶。
カメラはジャンヌの運命を語るのではなく、その苦悶と信仰が凝縮された顔そのものを通じて、私たちに沈黙と衝撃を突きつ…
感想記録51
宗教及びキリスト教史と中世ヨーロッパ史に関しては不勉強で無知なため描かれているジャンヌ•ダルク処刑裁判の経緯や状況は正直なところよくわからない。異端審問とか処刑された理由を説明出来る…
裁かるゝジャンヌにおいて、ジャンヌは英雄ではなく村の少女だった。火あぶりにされることを恐れ、涙し、一度は自分の神を信じないと嘘もついた。ドライヤーは人間としての彼女を書いた。そこに真実があると思った…
>>続きを読む(c) 1928 Gaumont