ずいぶん前に『吸血鬼』(1932)は観た。
ざっくりとした歴史知識と美術知識で挑んだ。
冒頭、喧々諤々とした異端審問の評議会場が西洋絵画みたい。ほぼ登場人物のアップで物語は進むけど、引くと構図がキ…
ほぼ100年前の映画!余裕で面白く観れる。すごい!すごすぎる!
無声映画で、切り張りで作られているように見えるのだが、(時代的にも)、ジャンヌの表情・そぶりからは感情が爆発しているように感じる。
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このレビューはネタバレを含みます
昔のキネマ旬報のオールタイム・ベストのランキングにあったため観てみた。
まず、冒頭の説明から、ジャンヌをそれまでの「英雄」や「聖女」像ではなく「一人の女性」として描くというように明言されるが、そこ…
ジャンヌが異端の魔女として尋問されて火刑になるまでの記録。実際の裁判の記録をもとにつくられたらしく、サイレント映画でありながらも表情が大きく映し出されるので感情がわかりやすい。ジャンヌが読み書きでき…
>>続きを読むジャンヌ・ダルクが異端であることの審問から、死ぬところまでの切り取り。
白黒で、セリフはあるもののサイレント。背景には終始悲壮感漂う音楽が流れる。
信仰って怖いなと思う。助けになる時もあれば、足…
「揚げ足取り」
ジャンヌダルクの裁判を映像化した作品
裁判の名の下に、ジャンヌを貶めていく大人たち。密室で行われた陰湿な行為や、言葉に酷く傷つくジャンヌの痛ましい表情が映し出されていた。
◆自…
(c) 1928 Gaumont