ややコミカルさもあった前編に比べて、シリアスかつセンシティブなテーマを惜しげもなく描く後編こそ、この作品の真骨頂とも言える。TVシリーズと着地点は同じでも、そこに込められたメッセージがよりダイレクト…
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ラストの海辺のシーン。子どもたちが私たちに向かって「愛してる」を告げていく。「愛してる」の言葉を受け取った私たちは、きっと誰かにピングドラムを与えられる何者かになれるだろう。愛の循環。
イクニ達製…
子どもは親を選べない。
この物語の登場人物はみんな「親」が問題なんだ。虐待だったりネグレクトだったり、あるいは犯罪者やサイコパス。子供は親を選べない。そんな親を子供は「受け入れる」しかない。
こ…
ピングローブユニオン