出町座にて。
ベトナム戦争下において民間ベトナム人に対して韓国軍がおこなったという「フォンニィ・フォンニャットの虐殺」の生存当事者を撮った作品。
『きらめく拍手の音』同様にイギル・ボラが撮る、被写体…
丁寧に掬い取られた悲痛の声たちに、どこまで寄り添えられるか。声を上げた勇気やフラッシュバックによる苦痛を、傾聴し続けられるか。主要な製作陣が皆女性だった理由はとても大きい。
ベトナム戦争で派兵され…
ろう者の両親のもとで育ったイギル・ボラさんは、そのご両親を描いた『きらめく拍手の音』が素敵だった若い映像作家。
それを踏まえて映画館へ。
まず新鮮だったのは、彼女の両親と同じ、ろうの「目撃者」を…
今、帰りの電車の中でパンフレット読みながら、映画「記憶の戦争」を反芻している。少しBGMとかを抜いた方が良いかとも思ったが、まずはこんな重たいテーマを取り上げた製作陣に敬意を表する。
韓国は戦前は被…
難しい問題に挑んだ作品としては高く評価できるドキュメンタリー作品。その反面、ベトナムで行われた行為について、子供の時に事件を目撃したベトナム人女性グエン・ティ・タンらの証言のみであるここに物足りなさ…
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