北海道が舞台の架空の街、海炭市。
暗い、寒い、寂しい、悲しいが基調の約2時間半。
原作は未読。
函館にはつい先月訪れたばかりなので、
この映画を観る上でかなり参考になった。
人を選ぶ映画ではあ…
↓のレビューは。今はもうなくなってしまった映画レビューサイトに、鑑賞直後に投稿したレビューを。こちらのサイトに移行する際に、以前のアカウントにて投稿したレビューになります。
☆☆☆★★★
原作は…
寂。
踏切で序盤描かれた兄妹(竹原、谷村)につながることのざわめき。電車が行くと、踏切の先にいるのは冒頭、工場の火事で親が亡くなったのであろう、子どもの頃の兄妹にかわることのざわめき。
どうやら…
無情だね。この作品の原作者も似たような状況だったのかな。明るい展望が見いだせない内容だね。貧すれば鈍すると言った典型だ。戦後回復期の方がまだ明るい展望が見えるようだ。特に谷村美月の薄幸感は演技とは思…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
佐藤泰志原作による映像化。
北海道出身の私にはこの架空の「海炭市」が函館市、夕張市、室蘭市辺りを複合した創造物だとわかる。
日本の高度成長期、重厚長大産業である造船や製鉄に伴う炭鉱の存在がそれら…