愛した男が全くの他人だったことからその謎に迫るヒューマンドラマサスペンス。
日本の戸籍制度を通して“アイデンティティ”とは何かを考えさせられる良作。
妻夫木聡さんはじめ、豪華な役者陣は全員素晴らしい…
真実を知った時に、里枝が言った「知る必要はなかった」という言葉が全てだと思う。
自分と関わった時間で、彼がどんな人だったか、自分の記憶にどんな彼がいるか、が全てで、彼の過去なんて周りからしたら大し…
ずっと「ある男」とは誰だったのだろうか、この国で「自分」を生きているだろうか、「自分」を生きられない人を想像したことがあっただろうか…と、想いが溢れる。
難解なテーマを映像で説得力ある表現ができる…
「ある男」製作委員会