原作を読んだのは2019年。それからすぐに映画化の話を聞いたように思う、今回は全く読み返さずに鑑賞した。
それが良かったように思う、読後すぐに見てしまうと省かれたシーンだったりセリフが違ったりすると…
だいぶ以前に観たので記憶がおぼろげだが、窪田正孝の演技が秀でていたと記憶している。
殺人を犯した父親と、その息子の1人二役だったが、全く違った顔を演じ分けていた。また父親の罪に苦しむ姿は演技とは思え…
宿命や血脈、今を真っ当に生きても付きまとう影。映画内でそれらは、あまりにも重い十字架として描かれている。
過労により自死を選んだ人に向けられて発される「仕事がしんどいなら辞めればよかったのに」や、…
この世にたまたま生まれたある男。
言葉で定義付けることは、ある種その何もないものを何かにすることができる。
だが、一方何もなかったものを何かとしてしまう。
今私たちが生きている世界は先人達が作っ…
「ある男」製作委員会