このレビューはネタバレを含みます
なるほど、実は話の軸は一つじゃない 整理して考えてみると色々気づいて怖い フィルの心の微細な描写と彼とその他の人々のそれぞれの無自覚に焦点を当てたヒューマンドラマと言っても的確だし、牧場を囲む豊かな…
>>続きを読む観たその日のうちにもう一度観たんだけど、2度目の鑑賞がめちゃくちゃ面白い
ぼーっと流しちゃいがちな、何気ない会話や演出を含めすべてがメインキャスト4人の内面を理解する鍵となっていて、映画上手すぎ!!…
このレビューはネタバレを含みます
かなり面白かった
派手なシーンはないけど内面描写がとても上手
センスのいい音響と画角、美術やファッションでとても映画に引き込まれた
フィルは弟をローズに取られて
その腹いせにローズからピーターを…
時代は1920年代、登場人物の一人フィルはカウボーイでマッチョな男性中心主義の象徴のような男。この人物が非常に魅力的。
しかし、映画の中ではすでに自動車が登場しており、フィルの弟やその妻は自動車を乗…
このレビューはネタバレを含みます
裕福な牧場主の兄弟、粗野だが知的でカリスマ性を持つ兄フィルと気弱だが先進的な弟ジョージ
ことはジョージが未亡人ローズと再婚した所から動き出す
閉塞感の強い画作りと抑圧的な演出、終始鳴り続ける不協和…
カンバーバッチ演じる粗暴な牧場主とその弟、弟の元に嫁いできた未亡人とその息子。上手く相容れない4人の関係性を軸に話は進む。話の中心にはセクシャリティから来るジェンダーの問題が常に存在している。
多く…
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』というタイトルやキーアート、西部劇という舞台設定からは、牧場の縄張り争いや無法者との対決、男たちの誇りをかけた決闘といった展開が想像されるのではないでしょうか。しかし、本…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
面白かった。
景色がとても綺麗で見惚れるシーンがいくつもあったのが良い。
序盤からフィルが寂しさを隠しきれず、それも男性の人肌を欲してるような描写が多くあったのが印象的だった。
ピーターに向ける視線…