とんでもなく凄い。老いや死に寄り添うようでいて、嫌悪感も漂う。人というものは凄まじく、また肉親や家族の関係も、美しいものなのか醜いものなのか紙一重。
人は、死んでも神に触れることはできるのかどうか、…
赤、多用されるズーム。アグネスの呼吸が乱れるシーンは、祖父の死の間際を思い出してなかなかしんどかった。その場面でマリアがアグネスから目を背けた場面は、彼女の性格がよく表れた部分だと感じた。割れたグラ…
>>続きを読む白と紅の、まるで血と肉のような部屋のなかで朽ちてゆく躰。愛を喰うお屋敷。孤独と気まぐれを愛した母の娘たち。欲深く憐れな姉妹。欲しがる愛が宙ぶらりん。かなしくておかしい。叫びもささやきも、虚無のなかへ…
>>続きを読む1001
Chopin
《58 MazurkasMazurka No.13 a-moll Op.17-4》《12 études Etude No.3 E-Dur Op.10-3》
Bach
《Sui…
2022.09.07-92
出てくる女性全員が何かに怯えている。
特に姉の
「私に優しくしないでほしい」
「息ができないほど苦しくてたまらない」
姉は人の優しさや言葉さえも信じることができない。きっ…
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