COW/牛の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『COW/牛』に投稿された感想・評価

 帰省して戻った日に睡眠不足で見た作だが、追加上映されるというので再見する。現場や画面に被せる既成ポピュラー音楽や、完全に寄り添ったCU図の多さ、半ば主観共有の気になる空間への速いパンと戻し、皆より…

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こ
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私がイギリスでみていた牛は、ただただ風景であったのか
ぬかるみに入る牛に感動する
人間は遠いところにきてしまった

イギリスの大規模な酪農施設で飼育されている一頭の乳牛の、出産、搾乳、種付け、また出産と繰り返される日々の果てに、最後を迎えるその瞬間までを、同じ乳牛になったかのような視点で映し出されるドキュメンタリ…

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音楽のつけ方など、ドキュメンタリーというより劇映画の手法。こんなアプローチもあるんだな。
s
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非常によかった、が、花火のシーンをあそこに挟むのはあからさますぎていかにも人間による編集という感じ。緑の牧場にみんなが走っていくシーンとかすごく美しかった。人間はいろんなものを失った代わりに高い知能…

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r
4.3


その牛には確かに命があり彼女には名前もある。けれどその命は人間が支配するシステムの中に完璧に包括されていて、その命と肉体が丁重に扱われるのはそのシステムを上手く回していくために必要なものだからに過…

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babu55
5.0

牛汁まみれの牛ちゃんの日々。
飯以外楽しいことが無さそう。
一戦交えたあとは賢者タイムが訪れるのは人も牛も同じ。
GUNDAがどうしても頭をよぎる。
最期の迎え方(送り方?)は結構大胆。
銃器の利用…

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4.4
劇中の物事に対して一定の距離を保ちながらそれをフィルムに収める姿勢が強烈に効いている

いつの時代にも通底する力強さを備えた傑作。

酪農場のホルスタイン牛の"一生"を追ったドキュメンタリー。
フレデリック・ワイズマン・マナーのダイレクトドキュメンタリーで明らかに他作と毛色は違うが、観終わってみると、やっぱりアンドレア・アーノルド…

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八日
3.0

牛の慟哭を聞いた気がして、あまりに擬人的だなと自嘲する。
確かに母牛は、単に子牛と離されたことに生物的な違和感を覚えて鳴いただけかもしれないけど、でも子牛が連れて行かれた方を見て何度も何度も、その後…

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