●Playground/校庭(2021年ベルギー。マヤ・ヴァンデルベック)
〈ここは,わたしたちの世界〉
【レビュー】
“世界”と書いて“すべて”と読む。
なんというか──観ている間中,苦しい…
ベルギー作品は初めて観るかも、フィクションだと分かっててもこどもの自然な演技や表情がリアルで、学校という閉ざされた空間が醸し出す閉塞感が重々しく、いじめの描写がより鮮明に写った。
校庭という狭い世…
小さな世界
初めてが詰まった「小学校」という環境。
兄を助けたいという当たり前に浮かぶ感情と目の当たりにするジレンマ。
見ないようにしたり、周囲に溶け込むための手段・判断の生々しさにぅうっとなりな…
このレビューはネタバレを含みます
寂しがり屋のノラは小学校に入学するが、すぐには馴染めず3つ上の兄・アベルを校内で見かければ駆け寄るほどだった。そんな学校生活は兄が虐められているところを目撃したことでノラは葛藤する。
ノラ中心で…
学校(特に先生の目が行き届かない校庭)での子供のたちの世界を描いたベルギー作品。
子供たちの少しの行き違いからイジメが起きて。
子供たちの世界に対して親も先生も手が打てないという状況で。
観ていて苦…
©2021 Dragons Films/ Lunanime