たくさんの映画レビュー・感想・評価 - 40ページ目

たく

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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.2

会社のシネマ部員のオススメで初鑑賞。
いやー良かった!
傷痍軍人の盲目のフランクと名門高校に通うチャーリーの心の交流にジーンと感動した。障害者と世話人の関係性が後の「最強のふたり」とかに影響してるのか
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

3.5

再開発で変わっていく東京の街にひっそりと暮らす人々にスポットを当てつつ、上京してきた一人の女性の成長を描く話。
定点カメラ中心の動かない画がまるで時間が止まってしまったかのような古い街並みをうまく表し
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盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~(2018年製作の映画)

3.8

脚本がよく出来てた。
盲目を装ってるピアニストのアーカシュが思わぬ事件に巻き込まれていく運命のいたずらを描いてて、ファムファタールたる名俳優の妻のサイコパスっぷりがまあとにかく恐ろしい。今後ベートーヴ
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アイ・オリジンズ(2014年製作の映画)

3.5

日本未公開作で、Amazonプライムにて鑑賞。
神を否定している科学者のイアンがある女性と神秘的な出会いをするボーイミーツガールの話で、科学と宗教がファンタジックに交差する不思議な映画だった。

「1
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.7

ひさびさにエンタメ寄りのターミネーターが戻ってきた感じで、冒頭のアクションシーンから大迫力の134分だった。
ストーリーはほとんどひねりが無く、何も考えずに楽しめるのはいいんだけど「2の正統な続編」と
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.8

第二次世界大戦で人間性を失った男がどう見てもインチキな神秘学者によるセラピーを通じて自己を回復していくかの話に見えて、そんな単純なものじゃない気がした。この二人は立場が全く違うけどお互い孤独な心で通じ>>続きを読む

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

2.0

今まで観た映画の中で最悪級につまらなかった。最初のダンスシーンの勢いはすごくて、クレジットが中盤で入るのも面白いんだけど、後半の狂気パートに入るとみんな叫んでるだけでこれといったことも起こらず(けっこ>>続きを読む

麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)

2.8

なんだろうこの素人臭さは(笑)
ほんとに白石和彌監督なのか?って思っちゃった。
演出も役者選びもあえてドロ臭い路線を狙ったんだと思うけど、オリジナルにあった緊迫感や見事なカメラワークが皆無で、ただのB
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NO SMOKING(2019年製作の映画)

3.5

タバコ好きな細野さんにこの皮肉な題名(笑)
自分の世代的に細野晴臣といえばYMOで、それ以前の経歴はボヤッとしか知らず。その辺りの事情をライブ中心の豊富な歌をバックに知ることができたのが良かったね。
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ひとよ(2019年製作の映画)

4.0

予告編で「凪待ち」みたいなどんより暗い話かと思ってたら、良い意味で裏切られた。今まで観た白石和彌監督作ではかなり好きな方で、重い話を笑いで中和しつつ、ホームドラマみたいな緩い感じで見せてくれる手腕が見>>続きを読む

バースデー・ワンダーランド(2019年製作の映画)

3.3

原恵一で期待したけど、なかなか微妙な作品。
まず映像はすごく良い!ちょっと大友克洋みたいなリアル寄りの絵になってて、人の動きがとにかく細かく作り込んであるのでそれだけでも見ごたえあった。
話としては少
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グレタ GRETA(2018年製作の映画)

3.5

久々のニール・ジョーダン監督作で、無表情のイザベル・ユペールがめちゃくちゃ怖い。ウィリアム・ワイラーの「コレクター」を思わせるストーカーモノで、閉所恐怖症の自分には箱のシーンがとても見てられなかった。>>続きを読む

魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.7

孤独な牧師が信仰と自己の救いの間で葛藤していく話で、未鑑賞だけどブレッソンの「田舎司祭の日記」がモデルになってるらしい。ポール・シュレーダーということで、日記をつける行為や過激な方向に行きかけて思いと>>続きを読む

マチネの終わりに(2019年製作の映画)

4.0

予告編であまり期待してなかったけど、すごく良かった!
原作は未読で、メロメロなラブストーリーかと思いきや予想外の展開にやられた。
BGMが上質で余韻を残すラストも良く、映画を観る充実感を味わえたね。
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国家が破産する日(2018年製作の映画)

3.8

1997年の韓国の通貨危機とIMFの介入を描いてて、経緯はネット記事いろいろ読んで知ってたけど、こうしてドラマにするとほんと酷いよね。
韓国銀行の通貨政策チームのリーダーが通貨危機対策を巡って果敢に政
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妻よ薔薇のやうに(1935年製作の映画)

4.0

戦前の作品だけど古さが全く無くて、すでに成瀬監督が描く女のしたたかさが完成されてて驚いちゃった。戦前の時代ということもあるのか、どこかのんびりした雰囲気が漂うのも良かったね。あと女優さんがみんな美しく>>続きを読む

ある少年の告白(2018年製作の映画)

3.5

キリスト教の牧師の息子が自己の同性愛的傾向を知り、それを矯正するためにインチキセラピーに通わされる実話が基になってて、大昔の時代ではなく現代の話というのがびっくりした。具体的にいつの時代っていう説明は>>続きを読む

マレフィセント2(2019年製作の映画)

3.5

なかなか面白かったんだけど、映画館の設備が原因なのか映像が極端に暗く、コントラストも甘いので暗いシーンで何やってるかさっぱり分からず。電気がない時代設定になってるのも災いして、結構ストレスだったね。他>>続きを読む

秋立ちぬ(1960年製作の映画)

3.8

女にとって不遇な時代に大人の世界に振り回される子ども目線で描いてて、なんだか怖い話だった。
田舎から出てきたシングルマザーとその息子が都会の世知辛さに晒される中で親子の絆を守っていく話かと思いきや、度
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プロメア(2019年製作の映画)

3.8

4DX初体験。
場面に合わせてシートがグラグラ揺れるのはなかなか臨場感あったけど、後頭部に風がかかったり煙が出たりするのは子供騙しに感じた。あと背中をボコボコ殴るのはやめて欲しい(笑)

本編について
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ガリーボーイ(2018年製作の映画)

3.8

ムンバイのスラム街に住む青年がインド社会特有の壁に阻まれつつ自己の音楽の才能を信じて世に認められていく話。
常識に縛られて子どもの夢を認めない頑迷なオヤジが「シークレット・スーパースター」と全く同じで
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アダムズ・アップル(2005年製作の映画)

3.8

最後まで先の見えない展開で、不思議な映画だった。題名がそのまんま示すとおり、冒頭でアダムが熟れてないリンゴを食べるのが旧約聖書の禁断の果実の置き換えで、粗暴な無神論者でバリバリのネオナチの彼が変わって>>続きを読む

移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

3.5

21世紀の60分戦争によって一瞬にして終末を迎えた世界のはるか未来で、移動型の都市同士が弱小都市を吸収していく無秩序な淘汰の時代になってる設定。現代から1000年以上先の未来では21世紀が既に歴史と化>>続きを読む

白夫人の妖恋(1956年製作の映画)

3.5

八千草薫目当てで鑑賞。
中国の白蛇伝を基にした恋愛モノで、八千草薫はしたたかな付き人という脇役ながら可愛さが際立ってた。若い頃のダニエル・ダリューにちょっと似てなくもないかな。

池部良の優男っぷりが
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知らない、ふたり(2016年製作の映画)

3.7

同じ時間軸を繰り返し別の視点で見せていく演出を上手く使ってた。
題名は、トラウマを抱えた主人公がそれを克服したときには時すでに遅し的なすれ違いを言ってるのかなと思ったけど、いっぽう人生賛歌にも思える。
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空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

3.7

10代と30代の視点が交差する姉妹愛にウルウルしたね。
ガンダーラが登場する冒頭から昭和世代の心情をグッと掴んできて、その歌詞がちゃんと話にリンクしてるのが上手い。
13年前の自分が目の前に現れるとい
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麻雀放浪記(1984年製作の映画)

4.0

和田誠さんつながりで初鑑賞。
敗戦直後の東京で賭博に生きる男たちの非情な世界を描く阿佐田哲也原作の映画化で、全体に淡々とした緊張感が素晴らしかった。

プロの賭博士として生きる男たちがイカサマで稼ぐ様
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ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.3

この若きウィル・スミスがフルCGとか、もう何を信じて良いのか分からないよってくらいCGがすごかった。
もう現実の役者は要らないんじゃないか?っていう技術的な問いと、クローンという題材そのものが、本作に
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ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)

3.5

ゴジラといえば昭和世代の怪獣モノの王道で、小さいころにテレビで見たガメラ、モスラ、キングギドラ、メカゴジラなど対決パターンが懐かしい。当時はゴジラが原爆の象徴とは知らず、今さらながら観てみると環境汚染>>続きを読む

パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

3.7

結婚に踏み切れない主人公になんだか共感してしまった‥。
今泉監督は「愛がなんだ」「アイネクライネナハトムジーク」と続けて観てどっちも良かったね。
愛を一生貫けるのか自信が持てない主人公と、相手に対する
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.5

まあとにかく主人公の半身半獣なビジュアルがインパクトありすぎ。

税関で働いてるティーナが人の感情を嗅ぎ分ける特殊能力を持ってて、あるとき自分に似た存在のヴォーレに出会うことで自己の存在の謎を知ってい
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フェイス/オフ(1997年製作の映画)

4.0

ジョン・トラボルタが好きな方と「トラボルタっていえば『フェノミナン』良かったですよね」って話してたら、有名ながら観たことないジョン・ウー監督の本作をお勧めされて、いまさらながら初鑑賞。
いやーもう12
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レディ・マエストロ(2018年製作の映画)

3.8

女性がオーケストラ指揮者になれなかった時代に指揮者を目指したアントニオ・ブリコの実話が基になってて、エンドクレジット直前に出る文章が閉鎖的なクラシック音楽業界の痛烈な批判になってた。

ブリコがめちゃ
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アップグレード(2018年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ面白かった!
AIが完全に日常に根付いた近未来の話で、予告編だと「ヴェノム」みたいな人間と異物のバディムービーで笑える映画に思えるんだけど、予想を遥かに超えてきたね。

冒頭で油塗れになっ
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スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)

3.7

ラストの切れ味の良さに思わず「上手い!」って叫びそうになったね。
相変わらず上田監督作品はネタバレ厳禁なのであまり言えないんだけど、「イソップの思う壺」の裏返しと言えなくもない感じで本作の方が数段楽し
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ニューオリンズ(1947年製作の映画)

3.8

サッチモが実名で登場してて、ビリー・ホリデイとの共演が見られるとかすごすぎる。当時の技術的に同時録音ではないだろうけど、吹き替え無しの本人演奏でとにかく聴かせる。

ニューオリンズジャズの黎明期を舞台
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