橘さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ザ・ブラック・ホール(原題)(2008年製作の映画)

2.6

欲張ると碌な事にならないです。年末に再確認する、大事な教訓でした。
来る2023年は「新しい戦前」(by森田一義)。

天体的なブラックホールだと思ってたら、通り抜けられるようになるっぽい黒い穴かぁ。

暗数殺人(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

派手さは無くてもちゃんと面白いので韓流クライムは質が高いな。。
堅実に捜査していく刑事さんも、韓国には居るんですね。キム刑事と、協力してくれるチョ刑事、良かった。

「遺体がない殺人事件」と呼ばれてい
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罪の声(2020年製作の映画)

4.0

「俺はお前たちの物語にはならない」から、事件の真相ではなく、声を使われた子どもを芯に置いてお話が展開されていくのが良かったです。
なので作品中で犯人から語られる事件の目的とかも言い訳にしか聞こえなくて
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.9

スプラッターは苦手なはずなのにこの監督さんのだけ観られる。サクサク殺られていくからなのか、殺されていくパリピと殺され方のバリエーションが豊かだからなのか。
面白かったです。

キャラが皆さん良い。
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Curve(原題)(2016年製作の映画)

3.0

こりゃあ…わたしのまんが日本昔ばなしのトラウマ回「吉作落とし」では。。

途中から目の前のカーブに血の手形が増えていくのが怖かったです。
暗喩は色々ありそうで、ただのパニック短編じゃないのも頷けます。
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.2

「失礼だな。純愛だよ」←イケボ!!さすが緒方さん。。
12月24日に配信開始は観るしかあるまい。
面白かったです。乙骨先輩も里香ちゃんも良い。緒方さんも花澤さんも、幼少期の声も当ててるのもさすが。
M
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アンジェラ(2005年製作の映画)

3.8

良かった…!
リュック・ベッソン監督の願望ファンタジーだとわかってても、しょぼくれた小男を圧倒的美と強さな天使が変えていくのにこちらまで嬉しい気持ちになります。

アンジェラ美しい。天使の造形って美醜
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El empleo(原題)(2008年製作の映画)

3.3

オチがブラック。ED後まで見逃せないです。
これのタクシーみたいな仕事は過去の日本で実際にあったしねぇ。信号機はそうくるかと思いました。
家畜人ヤプーかな。絵が可愛くないのも良いかんじです。

帝都大戦(1989年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

帝都大戦、加藤保憲とサイキック中村青年&辰宮家の雪子の戦いなのか、霊的指導者による呪殺の戦いなのか…とっ散らかります。
バトル画面が大体暗すぎて、加藤雅也さんの美青年っぷりも、嶋田久作さんの超イケ加藤
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真冬のトラム運転手(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

良い話風に終わるし、監督のメッセージも伝わります。
傍観者になるなよ、っていう。確かに、屈強そうなおじさんも兄さんも乗ってるのに我関せずでエバが機転きかせて…だったので。

接続悪いトラムで待ち時間に
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

映画『シャイニング』の続編と思うと別物だけれど、原作「シャイニング」の続編としては大正解。
元々映画『シャイニング』が別物で、様式美なホラーなのでそれはそれとして。勿論、キューブリック監督の『シャイニ
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ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

3.7

信頼のおけない語り手もののミステリは翻弄され具合が強いけど、こちらは信頼できない理由が「アルコール中毒」というのが凄い……
バーでぶち上げてるのも勧められた瓶ビールをカパカパ呑んでるのもうーんだけど、
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ミレニアムシリーズの第2作。面白いと聞いていますが原作は未読。
映像化作品いくつかあって観る順番間違えてこちらがお初なのですが、どうやら1番評価が低いっぽいのでこの順番で正解かも??

ハッカー好きな
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10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

「『クローバーフィールド』シリーズ」なんだろうけど前作の続きという感じはしなかったです。敵メカっぽいし、いっぱいいる??
前作のよりは小型。飛んでる。

1作目はPOVで逃げ惑う様でしたが、2作目は密
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

思いの外面白かったです。
POV形式の映画は初見だと思ったけど、人民寺院の映画観てました。
これは発見なのですが、あんなに手ブレしてたのに画面だけだと酔わなかった。車・バス・電車・地下鉄・新幹線・飛行
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DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン(1983年製作の映画)

3.6

庵野監督の特撮愛が爆発していました。
庵野構図とか音楽のチョイスはこの頃から一貫してるんだなぁ。

自主制作とは?となるミニチュアの数々。ペーパークラフトなんですね…戦闘機とか以外もプラモデルかと思っ
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ANON アノン(2018年製作の映画)

3.4

リアル「笑い男」。『攻殻機動隊っぽい』と言われるのも頷けるハッカー度合の高さでした(目の前にいる笑い男を見失うバトーさんのエピソードありました)。
アマンダ・セイフライドさんのお人形さんっぽさも相まっ
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

面白かった…!
そうか、ヒーローは負けられないのか…と改めて思いました。こういう系のヒーローは敗北=人類滅亡・地球消滅ってなる(読んだ記憶を無くしたい程の鬱漫画だけど忘れられないあの作品とか……)。
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SHAME シェイム(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

観ている人にかなり委ねる作品でした。
兄妹の生い立ちにたいへん問題があるんだろうとは思います。ふたりとも生まれ故郷を出てアメリカに住んでるし、妹がいきなりやって来て兄の家に住み着いても親に連絡すること
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.6

実話を元にしていて、しかもそれからあまり時間が経ってない時点での映画化。すごい。
前情報をあまり入れてなかったので、中心人物御三方の立ち位置がここまで違うとは思いませんでした。
キャリアのために拒否出
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ザ・エスケープ(原題)(2016年製作の映画)

3.2

これがBMWの宣伝ムービーですって……宣伝とは?、となる短編映画。。
BMW1台より、ヘリコプター+トレーラー+装甲車っぽい車の方が高そうだけどそういうこと気にしてはいけないんだろうな。

英語聞き取
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囚われた国家(2019年製作の映画)

3.6

「歴史の授業で習ったろ。敵を信じるな」
宇宙人支配とそれに抗うレジスタンスのお話。対宇宙人ものも、ドンパチ無しでも充分面白いです。心理戦。
宇宙船の外見がメカ感無いのも、湖畔に佇んでる(配置されてる?
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自分の部屋で迷子になるには(2021年製作の映画)

3.3

ゾワッとしました。
観てるこちらは、彼女の後ろで車が急ブレーキかけた時点でうわぁとなったのでそれからゾワゾワしっぱなし。

ラストをハッキリと描かないのも好きです。このあと何が起こるんだと想像させられ
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夜行バス(2020年製作の映画)

3.3

アニメ作品でなかったらグロくて観られなかったと思います。スプラッター駄目で医療系すら観られないので。。でもゾンビは好んで観ます。

初めから不穏。
眼鏡男性と水玉女性が夫婦だと最初は解らず、(ナチュラ
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

3.3

犬好きにはつらい映画です。冒頭に断りは入っててもさ……心配よ。。
犬食文化あるのは韓国だけじゃなくて東南アジアの国々もわりとそうだけど、韓国が有名過ぎて。どの国も滋養のために食べるみたいです。

ペ・
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TOKYO!(2008年製作の映画)

3.5

未だに日本の首都に行ったことがない。
なので今でも作り物感が強くて、この作品も、東京、というより、トーキョーとかTOKYO、という目で観ました。(東京とは島からして違うからな…って思っている)
東京行
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.8

観ているこちらも電話の内容だけが頼りなので緊張感がとてもありました。
警察のオペレーター室(?)に左遷状態の主人公が、現在進行系の誘拐事件の被害者からの通報を受けて電話だけでなんとかしようとするお話。
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.4

…普通の大学生はこんなことしないし、普通だからそりゃ上手く行かなくてグダグダで見てられない、となりますし案の定破滅しました。
将来が見えんとかって、方向性を間違ってしまったのか。。
彼らが壊したのがほ
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読書する女(1988年製作の映画)

3.5

「おフランス……」と呟いてしまう空気でした。
モロな諸々もなんとなくお洒落になってしまって。人物もファッションも小物もお部屋の内装も調度品も街角も全部絵になる。

人物像はともかく…マリーも倫理観謎だ
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シークレット・ミッション(2013年製作の映画)

3.4

韓国映画というところで否応なしにハードル上げて観てしまうので、惜しい…と思ってしまいます。
充分面白いんだと思う。キャラ立ち、ストーリー共に。
アクションが「……ワイヤー」なところと、ラストバトルの屋
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.3

ショックな出来事が起こったときに笑ってしまいその後凄く自分がわからなくなった事があるので、この作品じわじわ心に残っています。
感情まとめられなくて観てから1ヶ月後くらいの今になってレビューしようとして
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母なる証明(2009年製作の映画)

4.0

“絆”って、その由来から好きな言葉ではないのだけれど、意味が正しく使われているなと思いました。これは“絆”。
「息子の無実を証明する為に、真犯人探しに奔走する母親の強い愛」と下手したら良い感動作になり
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劇場版 SPEC 天(2012年製作の映画)

3.7

当麻vs瀬文さん。
公務員の大義を説く野々村光太郎良いなぁ。。こんなご時世だから沁みる。ここにきて柴田純のお父さんのセリフ…!

W浅野ゆう子さんと伊藤淳史役のスペックホルダー伊藤淳史さん。津田助広も
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.9

久々のグザヴィエ・ドラン作品。映像は今回も好き、英語なのが新鮮でした。
オーバードーズで亡くなってしまったジョンへの、成長したルパートからの壮大な感謝と決意表明かな。こうやって生きていきます、と。
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コリーニ事件(2019年製作の映画)

3.7

難しいかと思って原作を先に読みました。これはお話としては映画の後に原作のほうがパンチあるだろうけど、ドレーアー法とその効力については小説のほうがじっくり描かれていたのでその流れを分かっていられたのは良>>続きを読む

デトロイト・メタル・シティ(2008年製作の映画)

3.5

ファンの方々が好きなバンドのメンバーを呼び捨て出来ないところにすごくグッときているバンギャ。
わかる、「クラウザーさん」になる気持ち。。とても敬虔な信者の皆さんはクラウザーさんが突然根岸くんの曲を唄い
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