一粒万倍日さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

一粒万倍日

一粒万倍日

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これが私の人生設計(2014年製作の映画)

3.9

セレーナの建築設計にかける情熱が、私はとても好きです。
得意×好きなことには情熱が生まれ、周りの環境に流されず信念をもって行動している、そんなセレーナが素敵でした!

セレーナの人生設計は、自らの才能
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余命10年(2022年製作の映画)

3.8

茉莉が和人からのプロポーズを受けた時に、正直に病のことを打ち明けて、和人に判断をゆだねても良かったような気がするが、

一番恐れていることは、病を理由に別れることになること。

難病という病に苦しむだ
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.9

約20年も前の、トムハンクスとスピルバーグ監督の感動ヒューマンドラマ。
なんとシャルルドゴール空港を舞台に実在した話で、自伝本「ターミナルマン」を元に『パリ空港の人々』の映画化された話のアメリカ版との
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.9

昨年2022年、カンヌ国際映画祭でソン・ガンホさんが男優賞を受賞され、是枝監督初の韓国製作及び韓国語作品とうことで気になっていた映画でした。

我が子を赤ちゃんポストの前に置いたソヨンは、「母親が誰だ
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.1

スピルバーグ監督の第2次世界大戦を題材とした映画を観たのは、「シンドラーのリスト」に続き2作目。

時代は1944年6月のノルマンディー上陸作戦からスタートする。
わずか80年前に実際に起きていたこと
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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

3.8

オンラインゲームをやったことがないので、有名なファイナルファンタジーの世界を垣間見ることができて嬉しかったです。

現実とは別のアバターになれる。

敵を倒すという共通の目標に向かってチームを作ったり
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怪物(2023年製作の映画)

4.1

物の見方をフラットにすることは難しい。
起きた出来事をどの様に捉えるのか?
捉え方によってその後の行動が違ってくる。

物語は学校を舞台に、ある出来事を通して、母親、教師と学校、子供と立場の違う視点か
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.9

アリエルの容姿が、それまでのディズニーの「リトル・マーメイド」のイメージと違うことへの違和感は最初ありましたが、映画を観に行くときには全てを受け入れてディズニーの世界を楽しみ行きました。

「リトル・
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

猛暑の3連休となり、涼しい所でゆっくり過ごしたいと思い、下調べなどの予備知識なしに観に行きました。

「君たちはどう生きるか」という視聴者に問いかけているようなタイトル。

この映画に込められた宮崎駿
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美女と野獣(2017年製作の映画)

3.9

劇場公開の時に観て以来2回目、金曜ロードショーでまた見れて嬉し。

何と言っても音楽が大好き過ぎる。
(昨シーズンにフィギュアスケートの三浦佳生君がFSで「美女と野獣」選曲してて、凄く良かった~。)
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.8

NHKドラマからのファンです。
映画化にあたって、岸部露伴の世界観とセッティングがドラマと同じだったので嬉しかった。

高橋一生さんと飯豊まりえさんの安定した掛け合いも、ドラマからの積み重ねがあって関
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.9

濱口竜介監督の映画が観たくて鑑賞しました。

理性では止められない、一瞬の迷いや突き動かされる感情があることが丁寧に描かれていました。

自分にとって何が大事なのか分からなくなってしまうことがある。
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罪の声(2020年製作の映画)

3.8

小栗旬さんと星野源さん、W主役な良い映画でした。
私的には、浅茅陽子さんを久しぶりに見れたのも嬉しかったです。

日本の犯罪史上類を見ない、劇場型犯罪であるグリコ森永事件をモデルとしたところが面白い。
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.9

3Dアニメーションとなって映画化されたスーパーマリオの世界が、エンタメとしてより魅力的になりました。

登場するどのキャラクターもかわいくて大好きです。

ツボだったのは、初仕事にブルックリンの路地裏
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.9

宮崎のすずめの住む家の、普通の高校生の登校風景から話はスタートする。
そこからソータと出会い、宮崎→愛媛→神戸→東京→福島まで日本縦断する「戸締り」の旅に。

それぞれの土地で出会った人がみんな優しい
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

国内外問わず幅広い人気漫画で、話の中に出てくる名言などが多くのファンを励ましたりと影響を与える名作であることは知っていましたが、マンガを読んだこともアニメを見たこともなかったため、とても気になっていま>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

映画の予告ではあまり興味はそそられてなかったのですが、2023年アカデミー賞作品賞はじめ7部門を制した作品ということで鑑賞してきました。

コインランドリーを経営しているミッシェル・ヨー演じるエブリン
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老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

3.6

老後2000万円問題が話題となったタイミングに、キャッチーなタイトルと楽しそうな出演者達に興味を持った映画でした。

老後の不安は尽きませんが、老後の過ごし方はいろいろあって好きなように選らぶことがで
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.8

現在放送中のNHK大河ドラマ「どうする家康」と同じ古沢良太さんの脚本で、キムタクの信長と綾瀬はるかさんの濃姫など他 豪華な配役陣に、東映70周年ということで総製作費20億円をかけたということも話題に。>>続きを読む

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

3.9

争いの無い花の咲く綺麗な世界の上を動くハウルの城のバルコニーで、ソフィーとハウルのキスシーンのエンディング映像から、倍書千恵子さんの歌「世界の約束」と共に流れるエンドロールに、涙が止まりませんでした。>>続きを読む

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.8

2023年1本目の映画鑑賞。
世間体や見てくれでなく、人として本当に大事なことは何だろう?と感じさせてくれる心温まる映画でした。

キクコちゃんが二宮にマリアとの関係の不満を打ち明けているうちに、自分
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.1

街の人たちは、カイアのことを「湿地の娘」と呼んでいた。
”湿地”にひとり住んでいるというだけで、特異な目で見られ、先入観やうわさ話などから差別を受け、偏見を向けられる。

話は約60年前のノールカロラ
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小さいおうち(2013年製作の映画)

3.9

山形の雪深い山奥から、東京郊外の赤い屋根のモダンな家の女中として働くことになった純粋なタキ(黒木華)さん。

小さなおうちの主の奥様(松たか子)に仕えることが生きがいとなっていく。
おもちゃメーカーの
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たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

4.0

とにかく真田広之さんの演技が素晴らしい!!

藤沢周平の原作。
藤沢周平の妻を亡くし幼子を育てるという自身と同じ境遇の清兵衛に、妻を亡くした男の日常とその心情がより伝わってきてとても良かったです。
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.8

日本人にとって「東日本大震災の被災者」と「生活保護」という、とても重たいテーマに向き合う映画でした。

『譲られなかった者たちへ』というタイトルがとても悲しく淋しい。
また、福祉保健事務所の担当者の生
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ルームロンダリング(2018年製作の映画)

3.7

事故や事件などのいわく付物件も、一度人を住まわせることでクリーンな部屋に生まれ変わらせることができる!という不動産屋の都合の良い理屈のルームロンダリング。

天涯孤独で人との関りが苦手な御子が、そんな
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空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

3.9

諦めない執念で、最後に正義が勝つ!!
池井戸潤の逆転劇。

大企業の利益追求のために消費者を無視した隠蔽体質。

利益追求に長けていたことで常務取締役迄上り詰めたであろう岸部一徳さん演じる狩野常務によ
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泣くな赤鬼(2019年製作の映画)

3.0

原作が重松清、堤真一に柳楽優弥と豪華キャストなので、期待して観てしまいました。
熱血監督というこですが、映画の中の野球部の指導の仕方に熱血さをあまり感じられず、一方的に怒っているだけの指導に違和感を感
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.6

女みたいだと学校でいじめられている内気で気の弱いシャロンに、麻薬ディーラーのファンが気にかけ保護してくれる。
ファンがシャロンに海で泳ぎを教えてくれる様子は、まるで大海で生き残る術を伝授しているようで
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

4.1

融資担当のバンカーの仕事ぶりに元気をもらいました。
最近で一番感動しました!

融資の依頼主に対して貸付の営業を取り付けるために、経営に踏み込んが裏取り調査や推察だけでなく、経営に関するコンサルティン
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.7

怒涛の展開に、ユーモラスで架空っぽい日本の描写。
暴力シーンや殺しのシーンは多いですが、
挿入歌も楽しく、最後はいろいろすっきりしてくる。

実際に日本で撮影していないので、より現実離れしているところ
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宇宙兄弟(2012年製作の映画)

3.6

原作は読んでないのですが、映画はいろいろ漫画的と感じるところがあり楽しめました。

夢のスケールが宇宙と大きくて、私の日常とかけ離れているところと、
右紆余曲折あったけど最後は子供の頃の夢の約束が兄弟
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県庁の星(2006年製作の映画)

3.9

私達の暮らしには、「変えられる」ものと「変えられない」ものがあります。

行政の古くからある慣習や官民の癒着した体質、県民の気持ちを置き去りにした税金の無駄遣いなど。

選挙で選ばれた民間出身の知事で
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最高の人生の見つけ方(2019年製作の映画)

3.8

モーガン・フリーマンとジャック・ニコルソンの「最高の人生の見つけ方」好きです!特にモーガン・フリーマンの演技が好きです。

同名映画のリメイクですが、舞台が日本で女性版になっているところが、同じ女性と
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AWAKE(2019年製作の映画)

3.8

のめり込むほど好きなこと、才能にも恵まれている。
常に結果が求めらる勝負の世界には、上には上がいる厳しい現実が立ちはだかる。

好きで、負けず嫌いだからこその挫折。
のめり込んできたからこその喪失感。
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とんび(2022年製作の映画)

4.0

2022年4月公開の映画を8月にアマプラで観れる幸せ。

「子育ては一番尊い仕事」と言われていますが、育てる環境は千差万別なので難しさも様々です。

物語は、シングルファーザーとなった阿部寛さん演じる
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