ウディ・アレンの夢と犯罪の作品情報・感想・評価

「ウディ・アレンの夢と犯罪」に投稿された感想・評価

R

Rの感想・評価

4.4
ウディアレンをどんどん行ってみてます。やっぱ最近のヤツはどれもおもしろい! 作風がバラバラなのが良い。毎回違うテイストでアレン節を楽しめる。本作はクライムサスペンス。オープニングいつもはジャズなのに、今回はダークなストリングスが不吉に鳴り響く。しかも男たちが主人公。珍しい。冒頭、イアンとテリーのイケメン兄弟が楽しそうに金を出し合ってボートを買うシーンで始まる。ふたりの仲よさそうな感じがとっても微笑ましい。と同時に、一体この愛らしいにふたりにどんな嫌なことが起こるのか胸がざわつきます。さて、イアンは投資で大金が必要になり、テリーはギャンブルで大負けして大借金を負ってしまう。彼らはスーパーリッチな実業家の叔父に援助を求めるのだが、逆に叔父さんが、ある男に弱みを握られていて、その男を殺してほしい、そうしてくれなければ自分は終身刑で投獄されるだろう、殺してくれたら援助は惜しまない、とのこと。最初はええっ! さすがにそれは無理…ってなるんやけど、それ以外に道はなく、その話を引き受けることにするのだが…という流れ。イアンを演じるのがユアンマクレガー、テリーがコリンファレルで、ふたりがソワソワオドオド殺人計画を立てるシーンは非常に間抜けかつ見た目の良さのためにキュートに見える。ちっさいボーイズがヤバい計画を立ててるみたい。バカふたりやなーと思いつつも、人間臭いふたりをだんだん好きになっていく。ダメンズにハマりやすい人は是非とも見るべき姿かも! で、いよいよ計画実行! のシーンのハラハラ感は濃厚で、うわー!どうなる! どうなる! と思わず身を乗り出してしまう。突き放したような沈着さでスリリングなシーンをスムーズに展開させるのは、さすがウディアレン。で、そのあと、やがて一方の心に罪悪感が生まれ、精神を蝕まれるあたりから、本作のテーマがむき出しになって、ますますストーリーに引き込まれていく。兄弟の心理のコントラストと、周りの人間とのインターアクションがめちゃくちゃ興味深く、さまざまな展開を経てアレン流バッサリ唐突な皮肉のエンディング! えっ!それで終わり?っていう呆気なさ。これは最近のアレン君のいい意味で力の抜けたザックリ感であり、ある意味人生ってこんくらい味気ないもんだよねっははっていう世界観の表明でもあるだろう。実に面白い。しかも、二人に関係してるいろんな人物は、一体このあとどうなってしまうんやろ…と悶々想像せずにはいられない、脇の人物の造形も豊かで面白いし。ウディアレンのこういうダークなサスペンス、かなり好み。映像、編集のテンポ、展開の気持ち良さ、音楽、すべてにおいて、映画の楽しさがいっぱい。評価があまり高くないのがちょっと残念やけど、まぁ地味なんでしょうがないか。欲望と罪と罰、大変楽しみました。
「ウディアレンの夢と犯罪」(2010)
レンタル版のタイトルは劇場版セル版と異なり、「カサンドラズドリーム 夢と犯罪」
兄弟のイアン(ユアンマクレガー)とテリー(コリンファレル)が借金を肩代わりしてくれた叔父の「あるお願い」を聞いたことで、人生の歯車を狂わせ始めてしまうお話。
酒とギャンブル癖が悪い意外と繊細なところがある弟と、女性にだらしないところは若干あるけれど賢くて頭のキレる兄
「とあるお願い」を実行したことから、仲の良かったふたりの関係は徐々に変化していき、あの結末を迎える...
兄弟の間に絆や愛はあったのかとついつい色々考えてしまった
あのラストシーンは結構好きで、いちばんベストな終わりだったのかなとも思ったよ

ユアンマクレガーとコリンファレルが兄弟役っていうのがそもそも凄くない!?最初はぜんぜん兄弟に見えないんだけど、ふたりの演技力が高くて後半はそうにしか見てなくなるのが素晴らしい
kaz

kazの感想・評価

3.0
ウディ・アレン監督作は、テンポが良くて好きだ。

本作では、何度も「人生は、」という台詞が出てくる。

人生について描いているといっても良い。

一線を越えたら後戻りは出来ないのだ。
その覚悟はあるのか。

それは人生における色々なことに言える。

物語はシンプルだが、最後まで飽きさせない。監督の腕だろう。

星は3つ。3.4くらいか。


あと、TSUTAYAで本作は「カサンドラズ・ドリームス 夢と犯罪」というタイトル。「ウディ・アレンの夢と犯罪」じゃないのかよ。そりゃいくら探しても見つからない訳だ。


毎日 どこかで起きる
事件の1つさ
犬

犬の感想・評価

3.4
レース

ホテルへの投資で成功を収めようする野心家の兄イアンと、酒とギャンブルを愛する気ままな弟テリーは、それぞれの理由で経済的に追い詰められていた
そこに資産家の叔父が現れ、資金援助を条件に元同僚の暗殺を依頼してくる

ウッディ・アレン監督のロンドン3部作最終章

そう上手くはいかない

精神

ストーリーはまあまあ
ラストはらしさが出てました

ロマンスも絡める

キャスト全員好きです
朱里

朱里の感想・評価

3.5
コリンファレルがヒーローではなく悪役でもなくダメ男を演じてるときが結構好きなのでこれも好きです。

1度踏み外したらズルズル破滅へ。
しかも緩慢に。

冒頭で船に喜ぶ兄弟のシーンが良いです。
jonajona

jonajonaの感想・評価

3.4
人を殺そうとする人たちのリアルな横顔

生活と地続きのちょっとした夢のために
まとまった金が欲しくなり、殺人を
計画する2人の兄弟。
完全殺人を決行しようとする彼ら
だったがウディアレンがこんな奴らを
見逃すはずがなく…

この映画も一種の『ラスト10分映画』だ。
最後に一つの答えを得る。
悠斗

悠斗の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この目は殺るぞ…殺るやつの目だぞ……と思っていたのに、オチは兄弟で心中でした。いいぞ。
完全犯罪なんぞ絶対に出来そうにないポンコツ感のある兄弟かわいいです。人道的な殺害方法とは。
最初見たときは普通にユアンが弟だと思った。でもお兄ちゃんユアン最高。兄とはよい生き物だ。兄弟イチャつきすぎ。いいぞ。
Aika

Aikaの感想・評価

3.4
夢を叶えるためなら、人を殺せますか?

仲が良く両親思いの兄弟。
兄は恋に、弟はギャンブルに溺れ、気づいたときには片足が底なし沼に。

兄ユアン・マクレガーの爽やかで甘いマスクの下に潜んでいた欲深さ。
弟コリン・ファレルの困りゲジ眉の下に隠れていた臆病さ。

ふたりの望みはひとつだったはずなのに、乱れていく足並み。

人間って弱くて愚かだなぁ…
悲劇なのに喜劇のようにも見える皮肉めいた演出がウディらしい。
でも監督自ら出演していないと、やや手綱が緩むかな。ちょっと生ぬるかった。

コリンの彼女は金髪のサリー・ホーキンス。若ーい!
ユアンの彼女が「プーと僕」では奥様役だったヘイリー・アトウェル。プーでは再共演だったんだね〜

「マッチポイント」「タロットカード殺人事件」そして今作で、NYを飛び出したウディ・アレンのロンドン三部作を制覇。
断然「マッチポイント」のえげつなさが好き。
なすび

なすびの感想・評価

3.0
我らがコリンファレルと大好きなウディアレンのコンビとか見るしかねぇ!ってずっと思ってツタヤで探してたのになぜか見つからなくて「どんな呪いがかかっとんねん!」と憤ってたら今日ついに見つかりました。まさかツタヤに置いてあるDVDの題名は「カサンドラズ・ドリーム」(これが原題)。。。フィルマのせいかよ!笑

話はまあまぁなサスペンスなんだけど、借金絡みで人生転落していく…っていう今の自分にはあまりにもキツすぎる題材で目を背けがちでした…😭貧乏コンプひどい…

今回は割と普通コリンファレル。演技力とアイリッシュイングリッシュの修理屋のにいちゃん(弟だけど)って感じです、でもやっぱり変顔はしちゃうよ。最後はファレルファンなら絶対ドキドキしちゃうような展開が待ち受けているかと思いきや…!?😳 乞うご期待!

やっぱりサリーホーキンス演技上手いなぁ。「サブマリン」の上品なお母さんから「シェイプオブウォーター」の芯の強いおとなしい女性からこんなちょっとおバカな庶民彼女まで!サリーホーキンスを見ていると顔とかスタイルとか抜群じゃなくて主人公タイプじゃなくても、こんなに必要とされる人になれるって元気もらえる。

この映画そのものよりも自分的には特典のウディアレンのインタビューがめちゃくちゃ面白かった!なんか終始眠そうで3回くらいあくびするし「眠たいな」って声に出して言っちゃうし(ちゃんと字幕翻訳されちゃう)耳が遠いのかインタビュアーの人の英語が下手で聞き取れないのか(ただ単に眠くて集中力がないのか)5回くらい「えっ、何?」って聞き返すしその割には答えはまともなこと言うし…なんやねん爺ちゃん!

インタビュー聞いてやっぱウディアレンは言ってることがまともだし芸術に対する尊敬もあるし、この人の作るものは見るに値するものだな、やっぱ芸術家として大好きだなとおもいました。(同じ理由から村上春樹が好き)
私は芸術家がどんな飲んだくれで犯罪者で変態だろうと、その人の言っていることとがまともならその人の作るものも信じれると思っています。(がんばってまた映画作ってねウディじいちゃん…)


この映画のユアン見てて
🧔🏼「ハァ…」
👩🏻「どうしたの?」
🧔🏼「何でもないよ…最近仕事が忙しくてさ」
の男は大体何か隠しているということを、自分の体験談と照らし合わせて考えると思い当たる節があってドキッとした…仕事とか勉強とかを言い訳にする奴は信頼できん
Hayato

Hayatoの感想・評価

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俺たちに明日はないを途中までしか観てないことを少し後悔、それを踏まえて今度観よう。
両親がなんだかんだいいながら愛し合ってるシーンが好きだったんだけど、その分息子2人を同時に失うって、、
コリンファレルの飲んだくれて、ヤケになってく役とかハマりすぎでしょ。笑 カッコいい役多いけど、俺はこっちのほうが好きやな
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