このレビューはネタバレを含みます
う〜ん、いい映画だった!イタリアの離島に住む冴えない青年が、詩人に会って視野を広げて生きてゆく。
最初は俗っぽい感情からパブロ先生に興味を持つマリオだけど、段々と詩の世界に惹き込まれて、自らも詩を…
現代発達した通信手段からは
考えられないアナログだけど、
詩で想いを伝える言葉の重み、
意味深さに終始魅せられる…
政治や宗教、戦争といった背景が
人との繋がりをより色濃くさせ、
記憶も鮮明に海に…
何でか分からないけど終始泣いて見ていた。
きっとまた会えると信じて、自分の事を忘れているかもしれなくても、
その人の為に綺麗な物を集めてプレゼントした。
というその気持ちと行動が何より美しいというこ…
書くも、読むも、話すも、聞くも言葉を介す。
その言葉の選択ひとつひとつが過去も未来をも創る。
記憶の中には言葉を介さずとも、音として残るものもある。
ふとした時に気付くその音の記憶に、心委ねる時もあ…
“理髪店の匂いに私は涙にむせぶ”
“人間であることに疲れる”
隠喩の愉快さで全感覚が癒され、南イタリアの島での人々の営み全てに憧れを持ち。
詩は説明した瞬間に陳腐となる
どんな説明よりも詩が示す情…
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