このレビューはネタバレを含みます
愚痴も、隠喩で語れば詩になるのだろうか。
これは、イタリアの小さな島で、世界的詩人と素朴な郵便配達員が交わすささやかな交流の物語である。
詩の一編のように美しい情景が広がり、ノスタルジックな空気…
舞台となるイタリアの小島の風景は美しく、マリオが零す言葉には時に詩情が感じられた。ただ、彼が詩と詩作そのものに惹きつけられたのか、詩人であるということがもたらすメリットがほしかったのかは、私の見方が…
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イタリアの小さな島に祖国を追われた詩人が移り住んできてその詩人専用の郵便配達人の募集を見て応募してきた青年と詩人との交流が始まる。
イタリア映画だしおじさんと青年の交流とあるしなんとなくニューシネ…
メタファーという言葉がこんなにも豊かに描かれていることが胸に迫る
1950年代のイタリアのどこかの島の日常が美しくフィルムに写されている
ポルコ・ロッソのセリフを思いだす
「このあたりは海も陸も見…
さすがに詩をテーマにしただけあって情緒的。
めちゃくちゃ面白いという映画ではないけど交流を描いたもので酷評するものでもない。地元の小さい島で何の取り柄もない素朴で純粋な青年と詩で世界を席巻する有名人…