自分だけが忘れていないでいるのはちょっと寂しい。ドンも踊れるんじゃん、となる。踊らないからひとりなのか、ひとりだから踊らないのか。そのまま行ったほうがいい、行ったほうがいいよ、行ってくれ、の気持ちに…
>>続きを読む余命わずかと宣告された主人公の生死、兄との関係性、幼馴染への恋愛感情の揺れ動きが儚げで幻想的に綴られる。
そのギミックとして効いている福岡・柳川の風景は本当に美しく幻想的に切り取られていて、一度で…
3、4歳のころに住んだ柳川は、小さいころのやさしい記憶にあいまいに溶けて、自分のなかで時がとまった場所だった。
柳川を舞台にした映画ができたと知って、それだけでただうれしかった。1人の女性と3人の…
ふっと現れてふっと消えていく。重いようで軽くて、軽いようで重い。それぞれの登場人物が、チュアンを軸に強い思いを寄せながら、絡み合いつつ重なり合うことなく、ひとつの時の流れを過ごしていく。そんなイメー…
>>続きを読む兄弟と美しい女性の話。福岡と同様に街の中を漂うように、ただそれでもとても美しく、何かが起こる気配がありながらも何も起こっていないような、それでいてドラマチックとも思えるような、そんな作品だった。
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