◎進歩派教授による父権主義の犠牲とSisterhood
1962年 大映 カラー 99分 シネマスコープ
*やや淡めの色彩だが状態は良好
『婦系図』は「湯島の白梅」として知られる、早瀬主税の縁切…
まさに文芸メロドラマといったご都合主義な展開と感情を誇張した演技で描かれる悲恋の物語でした。少しバカにした感じでも使われるメロドラマという言葉ですが、この映画ではそのメロドラマという言葉が映画の匠達…
>>続きを読む監督/三隅健次、主演/市川雷蔵、万里昌代と言えば、真っ先に想い出すのは時代劇の傑作「斬る('62=大映)」であり、否が応でも期待が膨らむのだが、「婦系図」はそんな期待を裏切らない傑作である。
この映…
スリを仕掛けた相手に拾われ成長した青年は芸者と恋に落ち…
雷蔵さんなんかいつもより美白。片山明彦はもっと白くてメイクが濃かった。遠目で見るとちょっと似ていた2人。
万里昌代美しい。「芸者を売女な…
市川雷蔵映画祭、最終日に行ってきた。
泉鏡花の原作は既読だぜ、と、ドヤりたかったのだけど、実は青空文庫(電子書籍)を読もうとして、はい、10ページでリタイアしたのは私です。
そんな私ですが、泉鏡…
こんなに映画に奥行きを感じたのは初めてだった。人物を映すというより、空間全体を映している。私たちは影からみたり隙間からみたり向こう側からみたり、二重の意味で奥ゆかしい映画だ。
内容はメロメロメロドラ…
構図が良いのはもちろんのことだが、さかい先生の料亭での啖呵がキレよくてカッコいい。船越英二もだけど江戸っ子だなーと感じたし、同時に何言ってるかわかんねー感もあって面白かった。あんまりわからせようとし…
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