「偉大なる失敗作」としてギネスや米国の興行記録にその名を打ち立てたのが、『天国の門』である。
マイケル・チミノによって膨大な資金で撮られた本作は、確かに豪華な画面を作り上げることには成功している。…
219分の完全版を見た。
長さの割に人間模様にあんまり深みを感じず、メインの話には思ったより入り込めなかった(もともと5時間超えの想定だったというし、これでも不完全なのか?)一方、冒頭の卒業式とかフ…
最初が一番力強いのが玉に瑕だけど、それでも熱量(と予算)の溢れ出るショットの数々に三時間半圧倒され続けっぱなしだった。一つの映画が制作会社を崩壊に導くことが可能であることを証明してしまったという意味…
>>続きを読む大コケしてひとつの映画会社を倒産させた問題作。公園当時、映画批評家がら酷評されて大失敗作とされた。それから時は流れ、そんなに悪くないんじゃないの?と再評価されつつある。
傑作かと言われたらそうでは…
題材は素晴らしい。
映画会社を潰すぐらいに、製作費を掛けた感が伝わってこない。
銃撃戦は迫力満点で、
臨場感のあるカメラワークが素晴らしい。
そして不思議と何度も観たくなる。
マイケル・チミ…
これが映画史に残る興行的大失敗作か
マイケル・チミノ監督が『ディア・ハンター』の次に挑んだのは大規模な西部劇。19世紀に起きたジョンソン郡戦争に着想を得た作品でかなりディープな内容に胸を締め付…
「映画には確固とした物語は必要ない」---マイケル・チミノ
「映画とは撮影された演劇ではない」---スタンリー・キューブリック
これらの言葉は同じ意義を内包している。
これを実践したのが、マ…
【後日の追記 何故私の様に本作を傑作でしょ?と感じる人間と色々ただ長いだけと駄作判定する人に分かれるのか?】
いくつか理由は考えつきますが、そのうちの一つを書いておくと…、
傑作判定する人…映画…