出稼ぎ先のドイツで暴力事件を起こし故郷へ戻ってきたマティアス。だが妻との関係は冷え切っており、また息子は森で何かを見て喋れなくなってしまい…
差別や偏見をここまで素直に描いたことをまずは称賛したい…
クリスティアン・ムンジウの映画だけど『4ヶ月、3週と2日』や『汚れなき祈り』みたいな静かな衝撃はあんまり感じなかったし、息子を準主役にした方が良かったな。決定的場面や「何を見た」かが省かれている演出…
>>続きを読む大好きクリスティアン・ムンジウの第5作目。ルーマニアの村社会を舞台に分断される現代社会を重ねる。
セリフの色分けなど相変わらず計算され尽くしたムンジウ作品だとは感じるが、東欧の国際情勢など設定とな…
このレビューはネタバレを含みます
その土地に長くいた人たちと「よそ者」の対立や「よそ者」を排斥しようとする動きは、アメリカでも日本でも作中のルーマニアでも起こっており、まさに現在地といえるだろう。
特に、舞台となっているルーマニ…
政治的問題
性別的問題
家族や村社会の問題
時代の大きな転換期を迎えている現代
昔気質な主人公の男、村が抱えている問題など、終始考えさせられながら鑑賞した
舞台となる村が東欧だが、西側の影響も…
2020年に起きた外国人排斥事件を基にしたフィクション
トランシルヴァニアという土地で、こんなにも様々な言語が飛び交い様々な民族が暮らしているとは知らなかった。
集会場での17分長回しシーンだけ…
長回しのシーンは、人間の本性丸出しで醜悪な場面で気分が悪くなったが、これが一番見せたい核の部分だったのだろう。
最後の一連の場面は???で分からないまま終わっていったので、ネット情報ではあるが少し調…
正直、前半は何が言いたいのか何がしたいのか分からず退屈だったけど、ガラスを割って火炎ビンが投げ込まれた瞬間、まるでアレでスイッチが入ったかのように面白くなっていった
移民問題はどこの国も一緒なんだ…
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