ダイアリー・オブ・ザ・デッドの作品情報・感想・評価・動画配信

「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」に投稿された感想・評価

メディアや政府が嘘を吹き込むの巻

ロメロ先生何故POVに手を出したの💦なロメロゾンビ新三部作の二作目/通算五作目
POV耐性がないので酔うし見辛い
それでもお話が面白ければアリだったんだけど、盛り場もそんなになく冷静にカメラ回してる風が続くのでモヤモヤ
ロメロ先生がフェイクニュースやデマに振り回されることの愚かさに警鐘を鳴らしてるのかもしれませんが、それ以前の問題として鑑賞に耐えられない画面の揺れ具合がキツい
ゾンビ世界の記録。
冒頭、ゾンビアポカリプスの起点となった無編集の報道映像が流され、これに被せるようにナレーションが入る。とある記録者による映像を映画みたく編集加えて映画にしましたとのこと。”DEATH OF DEATH(死の終焉)”の始まり。
大学の卒業制作で山奥にてゾンビというか、ミイラ映画を撮ってる一行。あんまり仲良くないムードの撮影環境の中、ラジオが告げるのは世界中で死者が起き上がり人々を襲い始めた旨。取りあえずヤバそうだと解散になり、バンで帰路につく面々。ラジオの真偽を語る道中、早速ゾンビっぽい奴を撥ねる。ジェイクは「真実を残す」とカメラを回す手を止めない。報道は安全を告げてるけどその実際は…みたいな。
ずっとカメラ視点のPOVって奴だけど、肝心の話はオーソドックスで派手目なシーンも無いので特に面白味があるわけでもない。リアリティのためかキャラたちも薄味(一人除く)で全体的に毒にも薬にも。

個人的に気に入ったのは、脚本みたいに襲われ脚本みたいにドレス裂かれるお姉さんと、難聴ダイナマイトおじいさん(鎌の姿)です。
「ランド・オブ・ザ・デッド」以来の監督ということで、巨匠としてはインターバルが短かかったゾンビもの。
だったが今作は常にカメラで撮影しているという、その映像を見るという何かおかしい設定。

ロメロが「クローバー~」に影響されたとは思いたくないが、これを見る限りは新たな趣向をやろうとしていることが伺える。

ロメロ作品共通の皮肉めいた警鐘も、言葉に乗せてはつたわりが薄い。
というかあからさますぎて白ける。
さりげなく感じさせるのがロメロの巧いところだったはず。

肝心なゾンビも少ない上に何か恐怖が感じられない。
「ランド~」で見せたゾンビの進化は何だったのか。
明らかに退化した今作は、次作のための前向きな後退と捉えたい。
Sho3

Sho3の感想・評価

3.0
POVのゾンビ映画。

ロメロのゾンビ映画は好きで全て見ているがこの作品はあまり面白くない。
ストーリーの前に結構酔うのであまり集中できない。
RECは大好きでPOV耐性はあるかと思ったがこれはダメだった。
こく

こくの感想・評価

3.5
ロメロ監督が30年以上かけて全4作で描いてきたゾンビ発生から世界崩壊、クソみたいなディストピア成立まで。

5作目にして、それを全てチャラにして、ゾンビ発生を00年代に設定。スマホ映像、ネット映像などのPOVゾンビ映画に。

単に時代と寝た気もしますが、ゾンビと愛情たっぷりに寝てるのでよいです。

ロメロ映画としての新しさ、革新性は皆無。仲間が何人死んでもカメラを回してるバカ美大生の存在が、まあ映画を皮肉ってる感じ。

ロメロゾンビ映画としては、かなり厳しい作品だが、観ておきたい。
サクサクと鈍器が顔面を突き刺す気持ち良さ。
冒頭のワンカットは白石晃士味を感じたり。
てるる

てるるの感想・評価

3.0
正直、ロメロ監督にはPOVに手を出して欲しくなかったかな…

ロメロ監督もジョン・カーペンター先生と同じく、何撮ってもB級感しか出ない人。

それはそれで好きなんだけど、POVにしちゃうと余計にそれが際立ってしまう。

ロメロ監督らしく、走らないゾンビ、そして裏に隠された社会問題。

今回はYouTubeやSNSの台頭で変わりつつあるメディアや、それを受け取る側の問題などを散りばめる。

この映画は2007年制作で、今ほどYouTubeなどが浸透してない時期。

そんな時期にこの先に起こりうる状況を予測し、映画に取り入れる先見の明と鋭さはロメロ監督ならでは。

ただ、それはそれとして映画として面白いかと言われれば微妙。
ストーリーや演出、キャラクターも凡庸に感じてしまった。

ラストも「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」とあまり変わらないし。
es

esの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

イラク戦争、ジャーナリズムへの批判などジョージ・A・ロメロ監督らしい社会批判映画。社会派という視点で観るととても見応えがある。彼が描こうとしているのは怖いゾンビではなく怖い人間なので、ゾンビにはスリルはない。個人的にはゾンビ映画は前者を楽しむものだと思っているので大いに楽しめた。

ロメロ監督の描く作品はどれもゾンビという存在を利用して人間の醜さを描いている。
混乱を打ち消そうと情報を隠蔽しようとする政府組織、制御を失った憲兵集団、白人が逃げ去った土地を支配する有色人種、娯楽でゾンビを痛ぶる人間など様々なゾンビ以外の脅威が描かれる。
「相手を人と思わなければ簡単に命を奪える」という意味合いの言葉を帰還兵である教授が放つのが印象的だった。
自殺はタブーであるクリスチャンが罪悪感から自殺する場面も、帰還兵の自殺問題を想起させる。途中で協力者として現れる聾唖者が1人生き残っていた理由も、彼が田舎町で孤立していたからなのではないかと考えると切なくなる。

恐らくロメロ監督の中には2001年9.11同時多発テロの時の情報錯綜が頭にあったとは思うが、SNSの普及による情報の錯綜についてはパンデミック下の今もよりリアルに感じられるテーマ。
一般人が即席ジャーナリストになり得る時代。主観的な情報が溢れる中、客観性を保つにはどうすれば良いのか。そこを描く為にPOV形式を採用し、監視社会の副産物である監視カメラ映像も組み込み、最終的に他者に編集させたという辺りが見事だと思う。

監督を含め、さり気ないカメオ(音声のみも含む)がチラホラあるのでそこら辺も楽しめる。
21-212
U-NEXT
そろそろ、シネマカリテでロメロの「アミューズメントパーク」上映されるのと、U-NEXTの配信期限が迫っていたので久しぶりに鑑賞。
以前、新三部作鑑賞時に当時のブログに書いていた感想が、手前味噌ながらなかなか芯を食ったことを述べてるなあと思えたので、以下に抜粋転載します。

※※※

『ダイアリー…』『サバイバル…』のロメロ2作品は、良識ある映画評ではあまり良い評価を得ていないようだが、これはロメロ作品の本質を全く理解していない評価であると云わざるを得ない。
ロメロ作品はよく、ゾンビ映画の体裁を採った社会批判映画であると云われる。
その文脈で観れば、確かに『ダイアリー…』も『サバイバル…』も、それらの前作である『ランド・オブ・ザ・デッド』も、ストーリーやテーマが十分に掘り下げられているとは云えないかもしれない。
しかしこれは前提が間違っているのだ。
ロメロ作品はゾンビ映画の体裁を採った社会批判映画などでは無い。
社会批判映画の体裁を採ったゾンビ映画なのである。
真のテーマ、というかロメロの一貫したスタンスは「いやーゾンビってホント最高だよね!ゾンビ大好き!」という、ブレの無いゾンビ愛なのだ。
ロメロは社会を描きたいのでは無く、ゾンビを描きたいだけなのだ。
だから彼のゾンビ映画はやはり傑作なのであり、凡百のゾンビ映画とは一線を画するのである。

※※※
ゾンビ×pov
ジョージ・A・ロメロ監督作品!

ロメロ映画初体験。
ロメロ監督作品の中ではあんまりって聞いてたけど…うーん普通かな。
確かに面白いとは言えないけどつまらなくもない…みたいな感じだった。

ゾンビ映画あるあるな人々のパニックや団結、宗教なども少し描かれていた。
けどメインは情報社会!
情報社会についてはガッツリ、しっかり描かれてる!
確かに今ゾンビが出てきても同じ状況になるだろうな〜と納得しちゃう。
政府、メディア操作、視聴者、ネットの情報…とまさに現代にピッタリなメッセージが詰まってた。
コロナ禍の現在と共通する部分も。
ネットを通じた主観のぶつかりあいも薄っすら出てきたし。
そういう意味では面白かった!

個人的にpov系好きだから、pov設定にはあんまり合わない演出に少し勿体無さを感じた。
モキュメンタリー風な仕上がりなのにフィクション的な演出がある…。
演出単体で見てけば好きなシーンは沢山ある。
特に難聴の人の自己紹介シーンとか教授の渋さは堪らなかった!!
だけど観ているうちにモキュメンタリーやファウンド・フッテージ的なpov映画とは違って、"カメラを回してる"って設定を通してメッセージを伝えたかったのかな、と思うようになった。
それからは勿体無さは感じなかった。
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