熊は、いない/ノー・ベアーズの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『熊は、いない/ノー・ベアーズ』に投稿された感想・評価

ジャファル・パナヒ監督『熊は、いない/ノー・ベアーズ』(2022)

国境という政治的な線引きによって分断される関係値を映画制作によって繋ぎ合わせようとする魂のゆくえー

"命懸け"で生存している人…

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Pinch
4.5

出国を許されず国境付近の村に身を置きリモートで映画を撮り続ける監督。その突き放した視線を通して、村の慣習と国家の統制の下で命が失われるさまを、何の装飾もなしに、ただただ客観的に映し出す。表面上は慣習…

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二つのストーリーラインが最後に合流してとても悲しい気持ちになった

ラストカットは本物の天才の仕事だ
3.5
そうか、くだらないと思うしきたりに恩恵を受けてる人がいるのかーと今更思った。
田舎から都会に出てきた身としては

日本とは全く違う家のつくりとか街並みとか山とか川とかに見惚れた
3.8

どこまでがドキュメンタリーなのか戸惑いながら最後まで見た。村のしきたり、臍の緒云々の許嫁だとかこういう世界があるんだよな…と話が進む事に村人の集団意識が恐ろしくなる。俺の嫁は!?俺に嫁を世話しろ!っ…

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これは秀逸だ。イランに否が応でも興味持ってしまう。広大な国だし地域によって様々なんだろうけど面白い国だなぁといつも関心を抱いてしまう。
なんでそうなる⁉︎って思うところ色々あっていちいち面白かった。…

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パナヒ監督本人が主演です。

偽造パスポートでイランから出国しようとしている男女のドキュメンタリーを、国境近くの村からリモートで監督中です。

撮影中のドキュメンタリーは、ドキュメンタリーのふりをし…

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社会派みたいなシリアスさで評価される映画に一定の距離を取ってしまう。キアロスタミも『桜桃の味』とか『クローズ・アップ』は好きじゃない。
否が応でもキアロスタミ作品を思い出してしまうし、ラストカットがキレッキレだった。
aya
2.2

東京で暮らしている自分からすると、こんなにも窮屈な環境は本当に不思議。嘘でも良いから宣誓をしろとか、形式だけが守られて中身は変わりつつあるんだろうか。
村人に詰め寄られても、人が死んでもほとんど緊迫…

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