サントメール ある被告の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『サントメール ある被告』に投稿された感想・評価

 被告人視点で見るとあまりに重い展開なので、傍聴席にいる、被告とよく似た境遇の傍聴人を主人公にして描かれた物語。

 終盤の誰もいない(途端に抽象性が増した)法廷は、「彼女みたいな被告がこれまで何人…

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misaki
4.7
時代問わず社会がまだ寛容に容認しきれない名前のない感情に出口を与えてくれる、そんな作品だった。

我が子を殺した罪に問われた女性の裁判の行方を実話を基に描き、2022年・第79回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)と新人監督賞を受賞した法廷劇。

2023年・第95回アカデミー賞国際長編映…

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よく分からんなあ、解ろうと思って頑張ってみたけど、分からなさすぎて途中何度も寝てしまっていた。ことの次第は分かったけど真実は何?取り巻く状況はどうであれ、身籠るようなことをした結果一つの命が誕生した…

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ami
4.0
·マリア・カラスの『王女メディア』
·私たち女性は誰もがキマイラ
·ニーナ・シモンの「リトル・ガール・ブルー」

女の物語だ。
母親と娘。
被告は女で、それを傍聴する主人公も女。
主人公の講義を受講する学生の多くが女、弁護人も、判事も、傍聴人の多くも、主人公の家族も女系(父親は故人)で、モチーフに使われるメディ…

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3.6
アイドンビリーブマイ母性

カメラマンが燃ゆる女の肖像と同じ人!
どおりで光と女の撮り方が好き

とある作品のエンディングで流れるニーナ・シモン("Feelin' Good")話を年末にしたばかりだっつーのに年明け一発目が"Little Girl Blue"でしめくくられる作品て、だいたいそうい…

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yokko
3.5
十分な援助がなく妊娠し子育てすることで女性は失うものが多いことを世に問うてる
静かだけど説得力があり、母娘の関係性のところは泣けた😢

037.
多分、かなりかなりフランスならびに様々なバックボーンを知っておかないと置いて行かれる。

そして置いていかれて、いつの間にかよくわからないまま、どこかに着地。

ん?
え?

これはちょっ…

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