岡田茉莉子か山本富士子かという永遠の時のクレヴァスの中で、決戦は岡田茉莉子となる。
あらゆる歌(能の高砂、歌舞伎の京鹿子娘道成寺、詩吟「芳山楠帶刀の歌」、桜井の訣別まで)が通奏低音として存在し、そ…
娘の幸せを願い嫁ぎ先を世話しようとする親と、恋愛相手との結婚を望む娘との相克を描いたコメディ。高度成長期の初老の夫婦にとって、最大のテーマは「子供の結婚」だったのだ。老後の不安がそこには微塵もない。…
>>続きを読む家デケェ。浪花千栄子うるせぇwww
また娘を嫁に出す父モノなんだけど、この頑固な主人公は確かに笠智衆じゃなくて佐分利信だな、と納得。
佐田啓二が、重要人物なのに2回しか出てこないのが面白い。
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▪︎批判的な意味での〝家父長制〟的な言葉がまず浸透していないであろう1958年に、駄々っ子の様な佐分利信を、ステテコ姿(「おい、寝巻き!」)で居間を所在無さ気に行ったり来たりウロウロさせてみる
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【再鑑賞】
山本富士子の初登場シーンが素晴らしい。
艶やかな着物を着た若い女性が、軽やかにタクシーから降りてくる。あたり一面を一瞬にして華やかな空気が包み込む。そのワンショットを見ただけで直前のシ…
デジタル修復版にて。
昭和の家族の原風景。「秋刀魚の味」と同じおじさん達が演じてるので混乱しそう。登場人物の口癖が、そうかい、そう。この時代なのか、小津監督の演出なのか。
初めはそんなに惹き込まれな…
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