朝井リョウ原作を「あゝ、荒野」の岸善幸監督と港岳彦脚本で映画化。第36回東京国際映画祭で最優秀監督賞と観客賞を受賞した。
新垣結衣さんの演技はファーストショットから希望を持ってない佇まいを全身で表…
人と違うとはそんなに偏見を生むことなのか?
本人にとってそんなに苦しいことなのか?
理解しています
と言ってしまいそうになるけれど、そんな簡単なことじゃない
理解と受け入れるは全く違う
性的嗜好な…
多様性と騒がれる時代の中で、社会的に許される嗜好と許されざる嗜好がある。自分にとって「普通」ではないことを、理解しないとと思う一方で、理解できない自分もいて、やっぱり世の中って生きづらいよなって思っ…
>>続きを読むあってはいけない感情はない、そりゃそうだけど小児性愛はどうするの? この映画はその問いに答えられるんでしょうか。
映画自身がそれを投げかけているわけですから、それに答えようとしなくてどうするのと思…
原作は主要人物たちが抱える後ろ暗さをすぐには教えてくれない、それほど言えないことと自覚しているから。2時間に収めるべく察しやすく出していたと思う。
けど物足りなさがある。
自分が普通じゃないと自覚し…
ⓒ 2021 朝井リョウ/新潮社 ⓒ 2023「正欲」製作委員会