このレビューはネタバレを含みます
若者たちは手柄を求めてゲーム感覚で兵士となるが現場は思い描くものとは乖離があった。
泥沼の塹壕戦で何百万人と死んだ兵のドッグタグが回収され単に「死んだ」と記録され軍服は補修して使い回される。
我々は…
国民のための国であって、
国のための国民じゃないよなと。
一人一人に人生があるのに、
駒のように扱われ砲弾の中をただただ進むしかない。
無意味に見える前進。
死に向き合う時間すら与えられない。
…
超重厚。
本気の戦争映画。
今まで私が観た戦争映画の中で、最もリアリティを感じる作品でした。
第一次世界大戦をドイツの側から観た視点。
サムメンデス監督の『1917』は、フランス側からの視点でし…
走る。銃弾が隣の仲間を虫のように殺していって、その中を走って前進する。どこから放たれたかも分からない弾に、いつ撃たれたのか気付かぬまま死んでいく。
いま自分が走っているのは、今のところただ弾が当た…
このレビューはネタバレを含みます
ただただ救われず、ただただ悲惨であった。
目を背けたくような現実に目を何度も閉じたくなった。それほど、戦争の報われないという事を今一度理解する事ができた。
上層部の小さなプライドのため、守るべき国…
戦争を題材にした映画はたくさん観るけど、敵も味方も無く、ただただやらなくていいことをやってるだなというのが、心底伝わる傑作。
自分の中では映画館で初めてプライベートライアン観た時と言ったら、言い過ぎ…
このレビューはネタバレを含みます