●ジョイランド わたしの願い(2022年パキスタン。アリ・ジュネージョー)
〈大都市ラホールの街角で,それぞれの幸福がすれ違う──〉
【レビュー】
意外に重たい。
LGBTQの啓蒙的な話かと思っ…
個人差もあるだろうけど、いくら女性らしくしても骨格や仕種でやっぱり男性だって分かっちゃうね。
それはもう「鳥になりたい」と言ってもなれないくらい仕方のないこと。
でも本人はその葛藤を毎日、一生抱えて…
シス女性が受ける女性差別、ゲイが受ける社会的抑圧、トランスジェンダーが受けるトランスフォビアと、社会から除け者にされる3者の苦しみが交わらないまま、それぞれ孤独を強めていく様子が辛辣に描かれる。
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家族の期待と個人の欲望、それらの衝突がリアルに描かれ、特に女性とトランスジェンダーの存在が社会の中でどう扱われるかを浮き彫りに。アリ・ジュネージョーとラスティ・ファルークの演技は心を打つものがあり…
イスラム教徒が人口の大多数を占める国で作られた映画としてはセンセーショナルだと思うけど、内容としてはなんかいろいろ盛り込んで爪痕残そうと躍起になってるかのように必死さがなんだか哀れに思えた作品。
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あまり悲壮感がない弟の呑気ぶりと裏腹に、どんどん闇堕ちしていく妻。
ダンサーの華やかな世界と、忍び寄る闇が対比的で印象的な作品だった。
たとえ未婚率が上がろうが、少子化が進もうが、自分の思うままに生…
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