視点が変わるたびに物語の輪郭が変化していく傑作。
母親・教師・子どもたち、それぞれの立場から「怪物」が浮かび上がるが、果たして本当の怪物は誰なのか。
ただの社会派ではなく、人間の優しさと弱さを映…
“怪物だーれだ"
というセリフから怪物探しに目が行きがちなところを作者はいい意味で裏切ってきた。
同じ物事でもどんな捉え方をするか
どんな視点で見るか
によって人それぞれの怪物が生まれる。
普…
変化する社会(世の中)へ心がざわつく。
つまらない固定概念は、これからの光にあやまった愛情のそそぎ方や価値観を植え付け、傷つけ傷つき合い、特別な感情は、柔軟性、幸福であるべき居場所を求め分かち合える…
人の言動や心のすれ違いが多くの悲劇をもたらすというのは現実にあること。
小学校の先生から暴力を受けたという小学生、その小学生は別の小学生をイジメていたという先生。いじめを受けていたという小学生の父…
30年以上前に読んだ小説「蝿の王」の強烈な印象が今も残っている。小説の中で、無人島に残された少年たちは、大人とは異なる彼らの価値観で独自のルールを作り上げ、やがて破綻する。
本映画も、少年たちの価値…
是枝監督と坂元裕二さんのタッグは最高だった🍀 脚本そのものが現代を生きる私たちに訴えかけるようなメッセージが強く込められていると感じた。 坂本龍一さんの音楽も非常に心に響く素晴らしい音楽だった。
ま…
だーれだ
本当に面白かった。
思い込みというものは怖い。
さまざまな立場からある事件を見ていく本作品。私達観客は『怪物』は一体誰なのか。誰が悪人なのか。そんなことを考えながら鑑賞する。
しかし鑑賞…
鑑賞2回目。
誰も悪くないんだけどみんな少しずつすれ違ってみんな辛いっていう。
ここまで大きなことじゃないとしても自分が生きてる日常にも起こり得るし、多分すでに起こってる。多面的な見方が大切だと再認…
映画館で観る予定だった作品。
この手のヒューマンドラマは好きです。
没入出来るし自分の考えと比較出来るし
考え方を変える機会を貰えますからね!
“真実”は人の数だけありますね。
人間も動物なので主…
©2023「怪物」製作委員会