このレビューはネタバレを含みます
本当に素晴らしかった
他人から見たらなんてことない、でも当の本人からしたらその日を境に何か少し変わりそうと思える、そのくらいには大事な日、それを交わりそうで交わらない3人が軽やかに見せてくれる
計画…
ラストの花火シーン、時空が飛んだみたいですごい。たまたま道すがら出会う道を教えてくれる親切なサブ役の動きを追い、あのように長く見せられる奇妙な感触を受けて、こう描かれるはずと認識している世界との差異…
>>続きを読む夜の歩道橋のシーン(マグカップをみて、見つけた時と同じ音楽が流れる)良かった
場所が意識を持って見てるみたいなカメラワークが続いて、それが楽しかった
兵頭久美が花火を見てて、円状の光が出てるシー…
別日のアフタートークで映画研究者の斉藤綾子さんがこの映画について「物語とは違う場所で息をしている映画」というような事を仰っていて、確かにそう思った。
道を尋ねられた人が去り際に一瞬だけ振り返るシー…
知ってる手触り、知っている空気の匂い、知っている光がたくさんあった。映画の中で重なっていく誰かの今が、スクリーンを通り越してわたしの今とも重なっていった。目撃する、でもそれぞれが思い出すことは違う。…
>>続きを読むなんだ、、この感覚は、、、
ノスタルジーといえば簡単だけど、
その街で確かに暮らして、生きていた人たちの生々しさをひしひしと感じる。
笑ったり、話したり、踊ったり
そうして確かに生きていた時が
…
Bunkamuraル・シネマの特集上映で、はじめて清原惟監督の作品を観ました。この作品と『わたしたちの家』の二作品しか観てないけど、どこか土着な雰囲気があるのが魅力だと感じた。登場人物が縄文土器や土…
>>続きを読む知珠のような一見ぱっとしない独り身の中年女性は、今までスクリーンには映らないものとされてきたように思う。でも実際はダンスを踊ってみたり、おすすめじゃない方のお菓子を選んでみたりと、小さな試みに満ちた…
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