【メモです。】
霧の淵。家族の淵。命の淵。日本の淵。奈良の淵。これらを観て、自分は崖っぷちに立たされた気分になった。
というのも奈良で映像監督である為に、凄いものを観た。
奈良の良さ?(現状)を伝え…
伝統の奈良が舞台というのが効いていた作品だったと思います。
変わらないように見えるってことは、変わり続けていることなのかなと。
劇中登場人物の間で面白いくらい会話にならないのが印象的でした。
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霧の淵、居心地が良いけど永くは続かない。
幻の光との同時上映だったので、縁側から見える海の風景と山の風景がオーバーラップして、最後は涙が止まらなくなった。
大きなダムの水面を見つめる母親を家に帰ろう…
小さな村の日常に浸かる映画。
そのような村に住んだことある人として、そういう場所に住む感覚が上手に描写されたと感じました。
親子について行って、そこの自然、文化、人間関係、現代の課題を見つめます。
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切ないほど幽玄な、寂寞としたモラトリアム。なくならないでと願うのは無責任にもなりうる(フィールドワークの大学生の見せ方があまりにも露骨で苦笑いした。製作者も観客も消費者として戒めているように見える)…
>>続きを読むキノシネマ立川。奈良の山村、女の子、縁側額縁にした山林。河瀨直美の意見聞きすぎたのか忖度したのか、まるで『萌の朱雀』縮小版。嫌いじゃないが▼古びた旅館等風景の点描、照明当てない暗い画面。いい画も多い…
>>続きを読む三宅朱莉のあまり喋らない演技がまずいいし、夫が失踪し、今度は義父まで失踪した寂れた旅館を切り盛りする女将の水川あさみの演技もまたいい。奈良の寂れた田舎というロケーション、山があり川があり、そしてうら…
>>続きを読む『日常に当たり前はない』
奈良の美しく、懐かしくもある風景と思春期の感情を儚く、さり気なく描く良作でした!
あんな世界に若くして身をおいたら自分ならどうするのだろうか。
今の自分の目線であれば色々と…
心地の良い「静」を感じられる映画
同じ場所で固定された映像でも、序盤の咲と女将さんの会話場面の直後に父親が来た時の空気の変わり方やイヒカと咲の食事シーンが連続で流れるシーンなどで場の作り方が上手だな…
山間部の霧に包まれたその環境もあってか、人間と自然の境界線が曖昧になるような感覚があった。イヒカの母も旅館を継続するか街に戻るか、自身のこれからを決めあぐねている。全体を通して心地よい揺らぎみたいな…
>>続きを読む©2023“霧の淵”Nara International Film Festiva