奈良県にある町の、ある旅館が舞台の物語。
朝霧に包まれた山間部、寂れて廃墟になった町並み、山の中にポツンと建つ一軒家、自分が生まれ育った場所に似た景色ばかりで懐かしくもあり切なくもなった。
いわ…
このレビューはネタバレを含みます
大部分の場面がフィックス撮影で撮られ、頻繁に無人の実景カットを重ねたシークエンスが挟まれ、窓枠を筆頭にフレーム内フレームで人物が区切られる。そして何より寂れた村のロケーション。自然や田舎の静謐さとい…
>>続きを読むシアター1 11:00 B-11
#村瀬大智 監督『 #霧の淵』
かつては賑やかな町だったが 今は観光客もまばらな山の町の旅館。
イヒカは母の咲と義祖父シゲと暮らし 咲とシゲが旅館を。
ある日そ…
このレビューはネタバレを含みます
トレイラーを観てちょっと気になったので鑑賞。終盤の解釈について、観た人と凄く語りたくなる部分はあれど、全体的にじんわりと良い映画だったな〜。
舞台は山の麓の村。冒頭から暗めの画で物語が始まり、少し…
オンライン試写会にて。
例えば、旅館の広縁で、お茶を置き、漂う茶の香りを味わいながら、窓の向こうを見る。見知らぬ土地の景色の中で、飛んでいる鳥を眺めたり、宿の前の道を歩く人や走る人を眺める。木々が…
このレビューはネタバレを含みます
余韻
ガラスの歪み
吉野建 庭が二階に
山に沿って生活が成り立つ
フィルム幅で時代背景を
家族の心の歪み
将来について
籠の中の鳥
音楽の息づかい
呼吸に合わせて流れる
細い流れがつながって大きな道…
©2023“霧の淵”Nara International Film Festiva