ドロドロと傲慢に侵され、ハラハラと網膜が散る。スイスイと飲みやすいのに度数が強めの青い珊瑚礁ように、優しさが化けて知らないうちに頭を強く引っ叩かれてトランス。ライ麦畑に座礁したままで居てほしかった。…
>>続きを読むまさかの展開に引き込まれた。
あのタクシーから逃げたあたりから
目を離せなかった。
人を失うと、いや、人に執着しすぎると
人は何をするか、どうなるか、わからない。
その怖さを白黒かつ照明の光によって…
輝の行く店 行く通りが昭和
夜に引かれた残光が車窓からの景色に溢れる
だけじゃなくて大量出血とか妄想もモノクロの力を最大限に表現
彼女の居なくなりたくなる理由は
もう一度やり直したいけど そうは出…
このレビューはネタバレを含みます
このレビューはネタバレを含みます
まず普通に脚本が良い。予想したような雰囲気だけの映画だったり、タルコフスキーみたいにとにかく長いわけではないのが(それも良いのだが見ずらい)良い。主人公の声質と性格のアンバランスな感じや、袴田が金を…
>>続きを読むafterglow 残光、日没後の空に残る微かな光、何かが終わった後に残る感情…
モノクロの映像が煌びやかな街の光をぼんやりと映し出す。最愛の人を亡くした男はタクシードライバーとなって彷徨う。どこ…
喪失感で自分がおかしくなってそのまま帰って来れなくなる→しかし本人は一番幸せな思い出へ。
誰もが通る道を、リンチは「イレイザーヘッド」を作って、塚本晋也は「鉄男」を作った。
そんな妄想の世界を、本作…
こんなに眩しくない光は初めて。ライ麦畑に囲まれてるような安らぎが欲しかっただけなんだけどな。何も望まないことでやっとこ得られる幸福なんて要らない。それなら一生悩んで苦しんで落ち込んで、嫌な夢見続けま…
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