寡黙な少女コットが夏休みの間預けられた親戚夫婦の家で自分の居場所を見つける話。
子供は自分の居場所を決められない。飛び出しても自分で生きていけないからそこで我慢するしかない。幸せになるのも不幸せにな…
ラスト、追ってくる毒父に気付いて呟く「ダディ」と、今自分を抱きしめてくれている、大好きなショーンおじさんに囁く「ダディ」。上手い。ひと夏とはいえ子供の頃に愛情をたっぷり注がれた記憶は、何ものにも変え…
>>続きを読む美しい世界。
少女の世界を見る眼差しが、その眼差しが徐々に変化していく様が、その目の中の光が、美しくてもっと見たかったなと思う。
両親の元に戻った後も彼女の感じた見た世界は美しいままで、どうかその…
このレビューはネタバレを含みます
予告篇を観ながら、両親の手に負えなくなったお転婆な女子が親戚に預けられ、ひと夏を過ごすうちに愛情とは何かを感じる話なのかと変換していた。そんな涙もののお話しか想像できない貧困なわたし。全く違う物語。…
>>続きを読む何よりもまず映像が美しい。すがすがしい空気とあざやかな緑の映える田園の風景、そして一目見るだけで貧しさと愛情の薄さを感じさせるコットの家や慎ましいながらも穏やかで満ち足りたキンセラ家の室内など光と影…
>>続きを読む封切り時忙しくて観に行けなかったけど、ようやく小さな劇場に観に行けた。結論、観に行って良かった。
子は親を選べない。ギャンブル狂いの父親から“はぐれ者”と言われた9才の少女が夏休みの間親戚夫婦のもと…
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