地獄の貴婦人の作品情報・感想・評価

「地獄の貴婦人」に投稿された感想・評価

『悪魔のような女』+『冷たい熱帯魚』。
パッと見、いわゆるファム=ファタールものっぽいが、その実は極めて割り切ったグループ犯の保険金詐欺のお話。
ドイツからの移民の美人姉妹が悪徳弁護士の男と組んで、時には死期の近い老人と結婚して死を誘い、時には金持ち夫婦を殺して硫酸で溶かし、死の病に犯された孤児の娘を引き取る。全ては金のために。

ストーリーだけでいうとスリラーなのだが、その実、紛うことなきブラックコメディ。
基本は無音ながら、要所の殺人や籠絡のシーンに於いて巨匠エンニオ=モリコーネの陽気でコミカルな音楽が流れるため、そのミスマッチぶりがなんとも言えぬユニークさになっている。いわば、キューブリック監督作の『時計じかけのオレンジ』での主人公と女の子二人との3P場面でトルコ行進曲が流れた場面のような不思議なユーモアである。

犯罪としては穴が多く、完全犯罪には程遠いので、クライムサスペンスを期待すると肩透かしを食らうが、このストーリー全体を通して流れるあっけらかんとした明るさとシニカルさを楽しむのが吉かと。
ちなみに、エロを期待する向きにもその方面は意外とソフトなので注意が必要。
ラストは突然の悲劇の後にまたカラッとした開き直りを見せて終わるので、日本人的情緒で見ると面食らう。
取り敢えず、マスターキートンがこの場に居ればすぐに悪事を暴いてくれたに違いない・・・。
nekosuki

nekosukiの感想・評価

3.5
新卒で保険会社に勤めていたので、保険金詐欺の被害者の立場だった。
なので、死亡保険金請求では常に不正を疑った。

死差益、利差益、費差益、平均寿命、死亡率に基づいて算出された保険料なので、究極会社が損しない仕組みなのだ。

私は経験から、余程の高額所得者でもない限り死亡保険はいらないと思っている。ガン保険や医療保険もしかり。
若いうちは病気もしないし、国民皆保険で高額療養制度もあるし、生活保護を受けるほど困窮していれば医療費は無料だから。

どうしても心配な向きは、都民共済や県民共済、CO・OPの保険で事足りる。妹や友人も過去に保険会社の事務員だったので同じ考えだ。

脱線したが、映画は実際にあった保険金詐欺事件のお話し。かなりグロい。死体の処理方法があり得ない。
それをやるにはかなり広い場所が必要だし、遺棄するのも大変だ。バラバラにする方が効率的に思えるのは私だけではないだろう。

この映画を観た後で、食事するのはかなり辛い。
tonemuff

tonemuffの感想・評価

4.0
死体ドロドロシーンはたしかに気持ち悪かったけど、その後の展開も普通に面白かった。
ミリ

ミリの感想・評価

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ちっとも知らなかったんですけどロミシュナとピコリが人体を硫酸で溶かすことで有名らしい笑
まさかのバスタブ二つ分のそれを炊き出しスタイルで運び出すんだから非効率さに撃沈。そしてちょいちょい画が良すぎる。
てんこ盛りすぎのモアあたおかブニュエルといった感じ
ボデーを透明にすると言わんばかりの。みているあいだ硫酸で死体を丸ごと溶かす(そのすぐあとにフェラし始めるのサイコー)のと、包丁で地道に解体するの、実際どちらが効率よく解体出来るんだろ??とか訳わかんないことをひたすら考えてました。プロフェッショナル=モリコーネ。

このレビューはネタバレを含みます

夜はエログロナンセンスをネタバレで。
夜にっきい始めました。

ホラーの中でも人間がドロドロと溶けちゃう映画が特に好きで、『溶解人間』や『魔鬼雨』、そして『ゾネイダー』なんかが好き過ぎるので、他に人間溶ける映画無いか探してたら見つけた映画。

日本盤DVDはとんでもない値段だったのでネットで鑑賞。
フランス語音声、字幕無し。
1930年代に起きた保険金殺人事件をモチーフにした実録犯罪ものと言うので、ホラーぽいサスペンスかと思ってたら、『死霊のはらわた』に近いスプラッター・コメディでした。
コメディで言葉分からんのは致命的…。
全然楽しくない…。

病弱な人を騙くらかして保険に入らせ、死んだら保険金を受け取る3人組、悪徳弁護士サレ、悪辣姉妹フィロメーナとカタリーナ。
弁護士イケオジって訳じゃ無いのに2人と肉体関係。
なんか腹立つ。
姉がターゲットと結婚、薬物や銃で殺害。
弁護士が保険の手続き。
3人で屍体処理。って流れ。

取り敢えず姉の性欲絶倫、変態が過ぎる!(笑)
何処でも欲情、すぐ全裸になる!(笑)
まあ誰とでもやる訳じゃなく、悪徳弁護士とヤリまくるだけなんだけど。
そんな訳でおっぱいや陰毛は見えてました!
弁護士の弁護士は見えてなかった?って何のこっちゃ(笑)

あれ?人間溶ける映画ちゃうのん?
ここからがお待ちかねの人間溶解。
殺した屍体を全裸にして陶器のバスタブに放り込み、用意しておいた硫酸を流し込む。
ドロドロの血みどろスープ状になる被害者。
それ見て欲情して弁護士の弁護士をしゃぶる姉。
やらなきゃよかったと後悔して泣きわめく妹。
う〜ん、思ってた溶け方と違う。
もっとこう徐々に溶けていく過程が見たかったのに、いきなり液状化したの見せられてもなぁ〜。

ある程度溶けたらバケツですくって庭に掘った穴に流す。
土に浸潤させて証拠隠滅するつもり。
でも完全には溶けてないから肉塊が残ってる。
と言うか人体と混じって希釈してるとは言え硫酸でしょ?
金属製のバケツ溶けない?
庭の土が酸性になって植物育たなくなると思うけど?

ガスマスク付けて何往復もバケツリレー。
めちゃめちゃコミカルなBGM。
途中でお腹減ってミートソーススパゲティを喰らう。
明らかに笑いどころなんやろうけど、コレって面白いの?

何回も保険金詐欺殺人を繰り返してるらしいけど、肝心の溶解シーンが1回だけ。
後はおっぱい晒すくらいのソフトエロ。
後半数分意識が飛んだのは言うまでもない(笑)

結核で今にも死にそうな修道女を、人生の最後を幸せに過ごさせたいとテキトーな理由を付けて引き取り、夜遊びに連れ回したりレズで責めたりして早く死ぬように頑張ったが、逆に元気になっちゃう修道女。
このままじゃ保険金が入らない?
事故か?自殺か?他殺か?取り敢えず保険金受取人だった妹が死亡。
保険金の受取人は勿論姉。
姉は泣きわめいた直後に弁護士と結婚。
当然弁護士には多額の保険がかけられている、で終わり。
Cem

Cemの感想・評価

4.0
大好きな "ビヨンドザダークネス・嗜肉の愛" の硫酸風呂の元ネタがやっとやっとやっと観れて嬉しい🥺💕これで良い年を越せるわ
実話に基づくってだけでワクワクするね。
ドロドロ液体をバケツでせっせと庭に運び、クリームパスタを食うっていうのがビヨンドザダークネスっぽくて良かった!
殺人が行われた直後の血みどろの部屋で発情してフェラするって怖すぎだろ…。ピコリが銃で眼球をブチ抜くのと同時にキッチンで皿が割れるのをクロスカッティングで見せるところ痺れた。
硫酸で溶かされてドバドバになった死体を土に埋めるなかモリコーネの軽妙な音楽が流れるんだけどこれがほんとに異常。
でも一番驚いたのは最後のガラス越しに見せる飛び降り自殺。さいこーです!
甲冑

甲冑の感想・評価

3.5
ミシェル・ピコリ追悼でLDを買ってみたが際どい内容で良かった。最初は引き気味なロミー・シュナイダーらも一旦流れができてしまうと仕事かゲームの様に殺人をこなし、地獄の貴婦人感ある衣装もキマっている。妙に長々と取ってある硫酸風呂の死体処理シーンは、全く仕事を選ばないエンニオ・モリコーネ先生の陽気な音楽が花を添えひたすらトラウマティック。惜しむらくは盤が悪いのか親父にもらったカラオケ用レーザーディスク本体が寿命なのか、終盤カタカタと止まり観れなくなったので現時点の点数としておく。う〜気になる。
ジョー・ダマト監督
『ビヨンド・ザ・ダークネス』の
元ネタという事で観てみました。

バスタブで硫酸に溶かし、
ひと晩じっくり寝かせて
ドロッドロにした死体を
バケツでエッチラオッチラ
運んで庭に埋めていく。

作業途中でお腹が減ったら、
死体処理中のその手で、
イイ感じにドロッとした
パスタをむさぼる。

一段落してムラムラきたので、
おもむろにフェラ。☆

…とまぁ確かに、そのシーンに
限って言えば納得の既視感。(笑)

しかし、そこ以外は全く別物!
陰湿なホラーなどでは無く、
明るいブラックコメディ仕立て
となっております。♪

フランス映画に精通している方
なら、ロミー・シュナイダーや
ミシェル・ピコリといった名優が
見せる、新境地の熱演にうなされ…
いや、唸らせられること必至!☆

『ニキータ』でもジャン・レノが
同じ事やってるんだけど
(グロ描写は無し)、あちらは
迅速対応って感じでしたね。
ちゃんと溶けてんのかな?(笑)
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