非常に心地よい時間だった。
原作は未読だし、自分は二人のような当事者でもないので、分からないことは多い。それでも観ていた間は非常に穏やかかつ、優しい眼差しを感じられていた。
特に山添と藤沢、二人の…
小説では日常の積み重ねがこの物語を作るための肝だったけど、映画では限られた尺でみんなの関係値描いて畳むためにいくつもの工夫が。
キャストはハマりすぎ。
この職場の先輩たちのためになるなら何だって頑張…
やさしさと思いやりにあふれた、静謐で温かい映画。ゆっくりと自転車を漕ぎ出す山添にやわらかい陽の光が射し込むシーンが、とても印象に残っている。
人生の「夜」のなかをさまようわたしたちをそっと抱きしめて…
藤沢さんや山添くん、そのほかの痛みとともに生きていく登場人物が、みんな厚みがあって、可愛らしく、愛おしかった。痛みを克服して無くすのではなく、共存して助け合って、生きていく。優しさで包み込むような、…
>>続きを読むPMS(月経前症候群)に悩まされる若い女性・藤沢(上白石萌音)。子供向けの工作キットを製造・販売する栗田科学に就職し、パニック障害を抱える山添(松村北斗)と知り合う。2人は初め反発し合うが、やがてお…
>>続きを読む©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会