面倒な説明は冒頭モノローグで大半やっちまおうな映画。炭治郎くん並みに喋る喋る。A◯の導入かと思った。
それにしてもPMSの映画的表現…難しすぎる。とりわけこの手の痛みこそなかなか他者には伝わらない…
悩みを抱える人とそれをそっと支える人々
支える事ができる人々が自然と存在している
そしてその人たちもまた傷を負っている
受けた傷が深いからこその優しさか
元々優しい人たちに起きた理不尽な出来事なのか…
疾患や症状も人によって様々で同じ物差しで測れるものではないからこそ、しんどさの大小を比べることはもちろん、時に共感さえも不適切なものになるのかもしれない
ということは念頭に置きつつも、劇中では周囲…
社会にうまく適合できていないな、と多少なりとも自覚がある人は見る前にどうか温かい飲み物を用意してから見てほしい。
特に上白石萌音の演技が凄すぎて、共感性羞恥をはるかにこえて、ナイフで傷をグリグリえぐ…
特にオチはない。
病気を抱えた若者たちの、ある期間を切り取っただけ。
淡々と。
男女のストーリーなのに恋愛に発展もしない。
そこまで有名な俳優を使っているわけでもない。
それが全て良かった。
だか…
★5.0 生涯を通じて最も心を打たれた作品。再鑑賞を重ねたい最高傑作
★4.5 研ぎ澄まされた映像美と魂を揺さぶる感動が交わり、長く記憶に残る比類なき至高の作品
★4.0 完璧な仕上がりと…
©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会