内戦中の街。膠着した状況のなかで、ロープウェイも同じところをずっとぐるぐる、ぐるぐると移動し続ける。
この物語は、反復の物語。だけど、その反復から逃れようとする物語でもある。
博打をやめることが…
ロープウェイとかいう美し過ぎる舞台装置と、映画の製作中に始まった事で急遽追加されたらしい紛争の影によって、完全に独特な映画になっている。人と生活必需品を運び続けたロープウェイが死体を運ぶ事になるワン…
>>続きを読むタジキスタン映画
初めて観る監督だと思っていたら
2年前に『少年、機関車に乗る』を観ていた。
映画の舞台は内戦状態らしく
機関銃や砲弾の音がかすかに聞こえる
夜間
外出禁止令も出ている
そんな中…
夜のシーンがどれも艶やかで色っぽくて最高。
内戦の銃撃や爆撃も遠く離れてた夜に見ると美しいという残酷さも。湾岸戦争のニュース映像がそうだったように。
どんなに牧歌的なシーンでも銃声が聞こえたりと只事…
ロープウェイ最高。
人だけでなく干し草も運ぶし、食事もするし、セックスもする。
下から話しかけたり追いかけたり。
下から撮ったり、天井からのアングルだったりも素敵。
フドイナザーロフの作品群の中…
(別媒体から感想を転記)
2023/06/04
ロープウェイって映画にピッタリ。あの速度の乗り物は他にないしフレームに収まるし。自転車2人乗りが許されない今、もっと流行っていい。『グランド・ブダペ…
正直タジキスタンという国はある場所がぼんやり分かるだけで、バックボーンがほぼ分からないが、冒頭から物語の牧歌的な雰囲気とは裏腹に町の中で銃声が響く不穏さ。本作では音のみの処理でほぼ銃撃戦があったりと…
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