スプリットスクリーンが単なる装飾ではなく、あくまで編集として機能しているのが素晴らしい。
それらの分裂が鏡へ、そしてマジックミラーと白塗りの空間へと変奏されていく様は、分裂症の主題と見事に合致してお…
カットを割らずに複数の映像を流したい甘えじゃなく、画面を分割しての演出が考え尽くされていて超カッコいい。そうやって複雑なことをいろいろやったあとで、終盤は真っ白な取調室でのトニーカーティスの顔面クロ…
>>続きを読む実話に基づいたリチャード・フライシャー監督作品。
追跡劇をメインとした前半、犯人の供述や尋問をメインとした後半と雰囲気が大きく二つに分かれ、デ・パルマ監督「キャリー」よりもずっと早く導入している前…
リチャードフライシャーの映画はガツガツ話が進むからのめり込める
精神分裂を表現したスプリットスクリーンを最後ここぞとばかりに効かせていて、クールすぎて感動した
ラストシーンの絶望感もいいし、ヘンリ…
スプリットスクリーンだけじゃなくて、ありとあらゆるフレームが画面を分割する。
テレビ、額縁、ドア、窓、鏡…
それらがヘンリー・フォンダとの対談でフラッシュバックする時、ガラスに映った群集、被害者、ト…
どこかの映画評論家に調べて欲しいことがある。
蓮實重彦周辺(特に黒沢清)が絶賛するフライシャーと本作。
黒沢清と同世代のサスペンスホラーを作る作家は、世界的にこの作品に影響されていると思う。
特…