画面も話もずっと暗かった
月の光は闇を照らしてくれない
意思疎通ができなければ、心がなければ、それは人間とは言えないのか
これが自分の家族や大切な人に起こってしまった時、綺麗な感情だけでいられるの…
『月』が描いているのは、個人の狂気ではありません。
優生思想が、なぜ、どのようにして育まれていくのか。その社会的な病理を、静かに、鋭くあぶり出す作品でした。
登場人物は皆、「何者かになりたかった…
都合の悪いものからは目を背け都合のいい事だけを見たことにする。この作品を観て実際に起こった事件についてを知って良くない感情を抱く、けれどその感情全てをここに記したいとは思わない それも都合のいいこと…
>>続きを読む当時のニュースは凄く鮮明で戦後最大の殺人事件である事を知る。酷く重いがこれに眼を背ける事はできない、施設での虐待、人を物だと言い放つ事の図りかねない様々な差別、心苦しい。
働く人達のケア、施設に居ら…
医療従事者として、さとくんの言っていること全てが間違ってる!って真っ直ぐな目で返せる自信が私にはない。道徳として語ってはいけない、口に出してはいけないことやけど、それでも、綺麗事だけでは済まされない…
>>続きを読む原作は未読です。
さとくんの思想に至るまでの過程がリアルに表現されていて、言っていることが共感はできないけど、理解できるという怖さがありました。
心とは、意思疎通とは、そもそも意思とは。色々と考えさ…
2種類の不満があり、モヤモヤとした気持ちで終わりました。ですが、題材としては皆が一度は考えるべき価値のあるものだと感じます。
1種類目の不満は、映画の技術?に関するもの。
映画に詳しくないので素人…
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