地下空間「ガマ」の中でゆったりと話される松永さんの語り
物語が進むにつれて松永さんと、その場所の記憶、想い、そこに住まう何某かを担う「シャドウ」が、幻影のように時に重なり時にたたずみ、歩を進め、静か…
昨日、公開初日に《シネ・ヌーヴォX》で鑑賞して来ましたので
先にこちらの『GAMA』をレビューしたいと思います
沖縄戦で住民の多くが、自然洞窟(岩石の状態が鍾乳洞のようで、壁面や床が人工的に滑らか…
『セノーテ』小田香監督の中編。
沖縄戦の悲劇の舞台となった洞窟での歴史ガイドの松永光雄さんの語りは、素朴ながらとても染み入る内容で引き込まれる
しかしそこは小田作品、単なる戦争ドキュメンタリーの作り…
語り部さんのリズムが、だんだんと心地良くなってきていた。
暗闇になると、ひとの顔がみえないんだ。
こどもの顔を触る、お母さんの気持ちを想った。
ガマのなかで。
しーんとした映画館で。
飛行機の爆音が…
引き込まれる語り部の声。
最初は耳でついていくことにしか意識がいかないんだけど、だんだんと周りの岩肌にも目がいくようになって、話を聞きながら、当時聞こえてた音とかを想像する。
外に出たあとの見えな…
映画館という上映環境に合っていたサウンドデザインと洞窟の空間表現。洞窟のユニークな造形が生み出す光と影を照明やフレーミング、人物の動きで印象的に表している。
洞窟の中で微かにこだまするような語り部の…
© 2023 Toyonaka Performing Arts Center / trixta 提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭