清作の妻の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『清作の妻』に投稿された感想・評価

愛って怖い!

当時の千円が、今で言うと、どのくらいの価値があるのか分かんないけど、家が一軒買えて、少しお釣りが出るぐらいの金額らしい。
千円で家が買えるなんて夢があるね!
少し奮発して、5千円ぐら…

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MOOG
3.9

時節により世間の価値観は揺らぎ変わる。
軍や村社会で模範とれてきた清作が見出した選択は、人への思いやりと自らの人生を朴訥に生きることだった。
それは軍国主義が蔓延り死ぬことが正義とされ、村のしきたり…

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エゴイズムだろうか。

この狂った時代において、
おかねの狂った愛情は清らかで美しく、
正しいとすら思える。

蔑まれて生きてきた女の矜持と反骨精神を感じる若尾文子の声の艶が素晴らしい。

今年のBerlinaleで特別上映されていたが、日程が合わなくて観れなかった1本
サスペンス具合と湿っぽさが逸品だった

愛と孤独を知るための代償は清作にとってあまりにも大きかったな。にしてもカネの…

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若尾文子が五寸釘を持ってからのサスペンスがすごい

決定的な瞬間はみせないけど

社会を正しく描いている

1924年村田実サイレント映画の名作を、増村保造監督がリメイクした日露戦争に出征し、旅順攻撃で名誉の負傷で帰還した夫上梶清作田村高廣が、戦場復帰しようとする直前に、夫の両眼👀を潰した妻お兼若尾文子の…

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日本のムラ社会の醜悪さをいやと言うほど見せられました。異質の者を絶対に受け入れない。この映画の時代設定は日露戦争前後ですけれど、異質の者を排撃する様はまるで現代日本の姿を見せられているような気にもな…

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内容が内容だけに仕方ないけど、見ていてツラい。ラストもこの生活いったいどこまで続くの?って思うしマジで救いない。音楽も不穏な感じの同じメロディが延々流れてるし、ひたすら陰鬱。

あばずれだとか女狐だとか
悪口と嫉妬が渦巻く村で

味方が母しかいなくても
生きていかなきゃならない現実

うるさい鐘を朝から鳴らす
真面目な男を好きになり

彼だけが私を見ていれば
強くなることが…

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山田
4.6
傑作。田舎の出征を巡る辛い話として、これ以上ない出来。粗方の予想の斜め上を行く、例のシーンが衝撃的過ぎて声が出た。

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