このレビューはネタバレを含みます
戦後間もない昭和20年(1950年)頃の女性の生き方、新旧の価値観を描いた作品。
⚫︎ストーリー
1947年の新憲法施行により廃止された家制度(個人より家を重視する、家長が絶対的権限を持つ法律)が…
やるせねぇ…!
田中絹代がなかなかエゴむき出しにしてまで幸せを掴みきれない昭和スタイルのザ・長女を瞳の奥まで好演していた!
高峰秀子おてんばっ子かんわいい!
加山雄三のお父さんめちゃくちゃイケメン…
2024.6.22 午前十時の映画祭より 67本目
ばりばり積極的な高峰秀子のデコピンしたくなるようなおでことキュートな役回りにキュンキュンなりました。ひとり(よがり笑)芝居といい、粋なセリフの応酬…
そんなに評判の良い作品ではないことも知っていたが、午前10時の映画祭で再上映していた為、鑑賞。正直、個人的にも微妙だった。
小津安二郎作品は普遍性のある部分と、普遍性がない部分のムラが激しい気がす…
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・軸となる節子。攻めの強さはないが、守りの強さがある。年の離れた姉妹に見えたが何歳の設定なのだろう。落ち着いて見える節子だが、たまに(田代と話すときとか)には少女のようなみずみずしさがある。印象的な…
>>続きを読む新旧の価値観の相違と相入れなさが人間ドラマとして丁寧に描かれている。余命宣告、恋が結ばれるか結ばれないかのサスペンスがどれも引き伸ばされつつあっさりと意外な展開を迎える。
高峰秀子が舌を出すか出さな…
小津安二郎の映画は2本目です。
なんとも言えない雰囲気のある映画。
室内での映像がバキバキに決まっている。
画面内の上下左右をしっかり決めた中央に人座らせて演技させる。
これが小津映画か?
会話…
におづ(観るの2作品目の小津作品)
観ていて終始不安な気持ちでいた。その理由は、終盤での田中絹代さんの台詞でわかった。映画にはずっと暗い影がある。「(ある出来事が契機となり)暗い影が自分に貼り付…
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