【第76回カンヌ映画祭 コンペティション部門出品】
『鉄西区』ワン・ビン監督の三部作一作目。カンヌ映画祭コンペに出品され、金馬奨ではドキュメンタリー映画賞を受賞した。
長い!けど飽きなかった。ワン…
ここまでカメラの存在を消し、生々しい暮らしをとらえるまでにどんだけの時間を要したんだろうか
その切り取られた暮らしがこれまでもこれからも続くことを、繰り返される日常を見せつけられ、感じさせられる
辛…
お金の為に低賃金で必死に働く若者の実態だけど、若さからくる希望や恋愛が混ざり合っていて、タイトル通り「青春」であった
何度も繰り返される労働と賃上げ要求のシーンが観ていてしんどくなるけど、これも彼…
相棒は煙草と音楽とお喋りで、ひたすらミシンで服を縫う。インスタントラーメンや屋台のご飯で栄養補給し、湯船にも浸からず簡易的な二段ベッドで眠る。そんな毎日に好きな人がいたり、付き合っている人がいて妊娠…
>>続きを読む久しぶりにドキュメンタリー(ノンフィクション)の力強さをみた。フィクションでお題目を並べてもこれには敵わないと思ってしまった。
生があり、性がある。生きていくことと労働が直結している。
たくましい(…
確かに215分という長さで、説明も殆どなく、代わり映えのしない映像を淡々と浴びさせられる鑑賞体験だったので、残念ながら退屈と感じざるを得ない瞬間というのは多々あった。しかしながら、何故だか彼らの生き…
>>続きを読む大量生産を実現するためにミシンを高速で動かしながら、甘酸っぱい青春を謳歌する。一文にすると全く噛み合わない二つの要素が、王兵のカメラを前にすることで奇跡的に邂逅する。彼の撮る絵は常に優しい。鬼気迫る…
>>続きを読む織里,縫製工場,高速作業,シャワー順番ふざけ,作業中喧嘩,男女格差.ビンタ.蹴り,カップ麺唐揚げ棒貰い乗せ,集団抗議,給料数え,火鍋,煙草ふかし,上裸.龍.二の腕刺青,音楽聴かせ合い,社長サボり叱り…
>>続きを読む見てからしばらく経ったけど、この映画が問題提起的なものだと勝手に思ってしまっていたと気づいた。考えてみると、この映画に不幸な人間など誰も登場していない。そして一度たりとも王兵も登場しなかった。これは…
>>続きを読む© 2023 Gladys Glover - House on Fire - CS Production - ARTE France Cinéma - Les Films Fauves - Volya Films – WANG bing