プリミティブな映像に全てを賭けてる。その環境音はズレながらリズムを刻む。監督が冶金工場に四ヶ月間潜入取材してるので、お昼の溶鉱炉バーベキューが撮れたに違いない。溶けた鉄が煌々と流動していく様。そして…
>>続きを読む黒煙を上げる工業地帯の煙突。熱で溶かされ鋳型に注ぎ込まれる鉄がミルクのようだ。
ドキュメンタリー特有の独特の距離感が感じられない。監督自身が実際に作業員と同僚になって撮られた映画だということが分かる…
日本だと八幡製鉄所のやつとか、新しい鉄とかみたいな感じ。ただでさえ熱量高そうな溶鉱炉って以前に、なんというか人間的なエネルギーを感じつつも労働者の機械っぽさもある。職場で焼くシャシリクが異常に美味そ…
>>続きを読む【鉄男】
U-NEXTにて。イオセリアーニ監督、ジョージア時代の初期短編。
映像は、冶金工場での過酷な業務と、ホッとする休憩風景など、工員たちを追った日常ドキュメンタリー。
が、アフレコによる…
溶鉱炉を備えた冶金工場で働く労働者たちの日常を、詩的かつ観察的視点で捉えた短編ドキュメンタリー。
主に、工員の一日の労働風景 に焦点が当たる。炎の激しさ、熱、粉塵など、物理的・感覚的な迫力が強い。…
これぞ人間の営みの中にある無意識の美!
ここに映っている誰も美を作ろうとしていないのに、この製鉄所の中で美が生まれている。実際にここで働いたことのある監督だから映すことのできる美なのかな〜。めちゃか…