デイジー・リドリーが主演兼プロデュースまでやっている「時々、私は考える」は、ミニマルな作りがヨーロッパ的で、その静かな美しさが際立つ。
アキ・カウリスマキ監督の「枯れ葉」を彷彿させる、不器用な主人…
人との付き合いが苦手な会社員フラン。新しい同僚のロバートとの出会いが彼女を変えることになり…
レイ…じゃなかった、デイジー・リドリーが主演です。
スター・ウォーズのイメージしかない彼女でしたが、…
主人公フランが一歩踏み出せたのよかったねという気持ちがないわけではないけれど、別に踏み出さなくてもええやんと思ってしまう自分がいる。
それは多分子どもの頃からずっと愛想がない愛想がないと言われ続け…
手を繋いだらきっと指先が冷たくて手のひらもさらさらしてそうな主人公。感情の起伏もなく、他人とのコミュニケーションを避けつつ日常を送っている。
ところどころ唐突に差し挟まれる主人公の妄想シーン。
み…
平坦な日常の海に一滴の雫が垂れる。するとそれはたちまち広がり、海の色を変えてしまう。この映画ではそんな恋の始まりを描写していて、ちょっとドキドキしてしまう。心を開けない主人公が、決心して行動に移し、…
>>続きを読む胸がキュッと高鳴るゴールデンアワーも静かな街も森も。ああ、私の世界。ああ、生きてるって感じ。多くのおセンチ内向型のリアルな脳内理想が詰まりすぎてトゲトゲしい現実とのコントラストに息が詰まる。なぜ人間…
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